夜気に引かれて |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

◆ cinemazoo-浮御堂
夜の浮見堂
漆黒の鶯池に映る木々の影が
あまりに妖しくて…


好きですはあと


浮身堂は奈良のデートスポットと聞いてたけど、
私が自転車を走らせ桜を見に行った夜は、
六角形の御堂の中は女子の二人連ればかり。
お喋りがあちこちからカラカラと溢れていたので
デートより今は女子会が人気なのかとか思いつつ、
私も腰を下ろす。しばらくして
浮身堂の灯がフッと消えた。
11時頃だったか、
一瞬にして闇。

方々のお喋りが止まり、
夜らしい沈黙があたりを支配。
もしかすると風がそよぐ音が、耳をかすったかも。

沈黙。   無音。

この 落差がいいな。と、しっぽりしていると
やがてまた女の子たちのお喋りが始まった。
目覚めた小鳥のさえずりみたいに。

奈良へ引っ越したばかりの頃は、
奈良の「夜闇」が怖かったけれど、
今はその闇がお気に入り。
慣れたんですね、
前の町の夜は昼間みたいに明るかったもんねぇ。


夜の絵を、私は描くことが多い。
だからなのか、夜気に引かれて
ふいっと家をでてしまうのは。
今年は特に春を待ちわびたので、
桜に誘われて、ついフラフラと。

◆ cinemazoo-夜桜氷室
氷室神社の夜桜


◆ cinemazoo-水辺の桜
水辺に映る樹齢160年の夜桜は 佐保川。

◆ cinemazoo-赤い佐保川
線路脇の夜桜。



たっぷり「夜気チャージ」できました。
これでまた夜の絵を描けますね。

桜には美しいだけでなく、
妖しさ、怖さ、そして死臭も感じられる。
桜そのものを絵に描くことは少ないですが、
桜の、それも夜の桜木の下で想った感覚を
これからも描いていきたい。

あ、でも夜の絵ばっかり描いてるわけじゃないけどね。
お日さまが燦々の絵も描いています。
ビーン豆さんに展示中の絵には、
そんな「あったかい絵」も展示しております。
作品展チラシに使ったこの絵↓も、昼間の絵。

$ ◆ cinemazoo-草上の午睡
    『草上の午睡』


ちょっと夜の気配がしますが…。
題名が午睡なのにねぇ。
やっぱ夜行性なんでしょうねぇ、ハハハ。

桜の季節ももう終りとなり
GWが目前です。
あ~『寧估庵クリエーター展』の絵も描かなきゃ。
やること沢山で幸せやわ、ほんま。 ←苦し紛れ





5* 5*SEASON展『束の間』開催中♪
アクセス等のくわしいご案内はこちら↑で


5* 小さなギャラリー「五想庵」のご案内
過ごしやすい季節の土日祝のみオープンしていましたが、
今年一年間はお休みします。
でも「にゃらまち猫まつり』が開催される
6月の1ヶ月間だけは開庵いたします。
やっぱり土日だけですが。

やぎ座5*SEASON's サイト
『つぶやきの動物園』TSUBUYAKI ZOO


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