水流を感じるカフェ |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

トコトコ歩く。すると、
こんな妙な組み合わせの看板を見つけられたり。
$◆ cinemazoo-2つの看板
京都、京阪七条駅近くにて。


歩きながら、のんびり街歩き。
ひとりか、空気感が似てる人と一緒がいい。
どうも、わがままが通る交通手段「歩き」には、
車や電車では見落としてしまう出会いがあるらしい。
時間に縛られることなく、
トコトコ歩いて、そうして、
フラッと何気に入ったお店が、
ドンピシャなお店だったら、すごい幸せなんです。

お正月休みのことでした、そんなドンピシャが。

京都駅から七条通りをひとりでトコトコしていたら、
「おいで~おいで~」と呼んでる お店あり。
◆ cinemazoo-カフェ外観
お昼がまだだったので入ることに。

ドアを開けると目に入ってきたのは…
◆ cinemazoo-窓からの風景
山々と鴨川の眺め。
一瞬で何かが解放された気に。
京都だなぁ、盆地だなぁとしばし見とれた。


小さなお店にはテーブルが6つだったか。
窓際にはテーブルが3つあって特等席に思えた。
そこに座って景色を“食べたかった”けれど、
あいにく全てに先客が。
まぁいいや、少し離れるけれど
窓が良く見えるテーブルを選んで、
ランチセットをオーダーする。

料理を待つ間、窓がスクリーンのごとし。
飽きる事なく、傍観していると、
空に時折、白鷺が舞い、
水辺では鴨が遊び、
鴨川沿いを白い犬連れで歩く人、
語りながら歩く男女の二人連れ。デートかな。

平凡ていいわ、などと思ったりして、
肌の内側が浄化したかのよう。

そろそろと運ばれて来たランチは…
◆ cinemazoo-カレーセット
店の名前がメニュー名になったカレーセット。

これがまた美味しくて、優しいお味で。
ご飯には麦が混ざっているのも私の好み。
セットのサラダもスープも、
丁寧にこしらえられたことがわかる。美味である。
食後の飲み物が付いて1000円は安い。

もりもり食べてると、
ときどき水の流れる音が聞こえてきた
…ような気がしたけれど、気のせいかもなぁ。
あるいは、テーブルに置いてあったコレ↓のせい?

◆ cinemazoo-貝殻と珈琲
テーブルの一部がガラス張りになっていて、
貝殻が置いてあった。
珈琲も好きな味で、もうすっかり至福気分。

ごちそうさま!


鴨川のたもとにあるカフェは
水流と供に居る浮遊空間
なんていったら、気障と笑われるだろうけれど、
やたらと居心地が良かった。
水を感じられるって落ち着くんだなぁ。
私が小説家か脚本家だったら、
ここを舞台にするんだけどなぁ。

もっとゆっくりしたいと思いつつ店を後に。
いえ充分、のんびしりしたはずなのに、
後ろ髪引かれる想い。
また来たい、偶然出会ったカフェに、
次は必然として。

◆ cinemazoo-七条大橋から
七条大橋からカフェを見たところ。
ほんとの“袂”にあるんですね。


◆ cinemazoo-鴨川
鴨の流れは清々とたっぷりと静かで、
これが四条大橋、三条大橋ともなると、
街が繁華なので風情はかなり違う。

普段のならまちの暮らしでは
水の流れをほとんど感じない。そのせいか、
この日は、とりわけドンピシャな出会いに
何かを解放されたのであります。これって、
水の星座の生まれだからでしょうか。

偶然に出会ったカフェの名前は
グアムのビーチに由来するとか。
古都の大橋の袂にある南国風カフェって、
やっぱり小憎らしい。
小さなカウンター席があったので、
夜はバーとしても楽しめそう。

どうも、わがままなトコトコ京歩きのおかげで、
眠っていた旅の虫が起きてしまった!
海のむこうの、よその国に行きたいな、
知らない土地をトコトコ歩きたーいっ!

でも、生まれ育った京で、
これほど旅情を味わえるっていうのは、
お得な性質なんだろう、わたし。

しばらくは国内で切磋琢磨の日々です。

クローバーオブジャン・カフェHP

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