グネグネした木。
近鉄奈良駅から登大路を行くと、
鹿さんがお出迎えする奈良公園が広がり、
道はやがて東大寺や浮見堂へ向かう路と
春日大社へ向かう小路に交わるけれど
そのまま道なりに、まっすぐ歩いて行ったなら、
静かに立つグネグネした木に出会える。
このグネグネの木。
夜ともなるとあたりで何かが遊んでそう。
それは図鑑には載ってない生き物で、
妖怪とか、精霊とか妖精とか、
「そんなものいないよ、ハハ…」
とか笑われそうな、そんなものたち。
そうして、生き物たちは昼間、
どこかに身を潜めていて、
ジッと人間たちを観察してるんや…。
奈良はこんな空想がよく似合う。
特に今頃の冬の初めなど。
色付いた落ち葉がふかふふかと地面に落ちて、
幹や枝ぶりだけの木々。
必要なものだけが残った風景には
隠れているはずの「気」が感じられる
ような…?
冬の訪れとともに奈良公園は、
鮮やかな色彩を失ってしまったけれど
この時季ならではの味わいが残ってる。
ちょっと観光ハイシーズンではない今時分、
広ーい奈良公園を徒然に歩いてみては?
来週の15日から18日は
今年最後の大きな行事、
『春日若宮おん祭』もありますよ。
春日大社『春日若宮おん祭』
5*SEASONギャラリー「五想庵」のご案内
土日祝のみにオープンする5*SEASONの常設ギャラリーです。
2011年1月~3月まで冬期休暇をいただきます。
★クリスマス展『ノエル』に出展しています。
5*SEASON's Home
『つぶやきの動物園』TSUBUYAKI ZOO
▲ブログトップ