三条通りの新しい境界ブロック
三条通りでポコポコ敷かれていた、
コンクリートの境界ブロックが消え、
真新しい石柱が並んでた。
え？ いつのまに？
柱は まっさらで綺麗だけど、
前のブロックがすごく好きだったから、
春なのに秋風がヒュー。
前のブロックはコンクリで出来ていて、
かなり痛んでたけど
その崩れ具合が奈良らしくって、
私は縁石と呼んで気に入ってた。
いずれ新しくなるのかも、とは思ってたけど
いつの間に新しくなったんだろう。
まったく変化に気付かなかった。
こうやって知らない間に
小さな変化は刻々と起きていて、
古いものはどんどん忘れられていく。
足元を守っていた縁石が無くなったことに、
気付いている人はどれぐらいいるんだろう。
街も風景もは常に変化する。
けれど、無くなった小さな物の哀れを、
こころに留めておくことは
とてもとても大切なことだと思う。
「消えた縁石」を私らしい手立てで、
いつの日か形にしたい。
しかし、もったいないなぁ。
捨てる前に私に教えてくれたら、
おもしろいオブジェでも作ったのに！
足元の縁石に想う/2009.5.15
5*SEASON's Homeつぶやきの動物園『TSUBUYAKI ZOO』
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