![◆ cinemazoo-正倉院展](https://stat.ameba.jp/user_images/20091026/21/ko-mainu/52/a4/j/t02200104_0570026910287659282.jpg?caw=800)
『正倉院御物特別展観』となってる。
よーく見ると「学校団体観覧日」の文字が。
当時は「学生だけの日」があったのかな?
当時のポスターをあしらった しおりを
レイトチケットの窓口でいただきました。
画像↑は物撮りした写真をトリミングしたものです。
ほんとに私、奈良のことをほとんど知らなくて、
歴史ある『正倉院展』すら行ったことがない。
これではいかんだろうと本日、満を持してデビュー!
馳せ参じるにあたって、
友人から入れ知恵をいただきました。
「月曜日を狙いましょう」
「レイトチケットで鑑賞しましょう」
この2点を押さえたところ、
雨模様も手伝ってか楽々入場、
館内も ほどよい賑わい、
心置きなく魅せられてまいりました。
![◆ cinemazoo-国立博物館](https://stat.ameba.jp/user_images/20091026/21/ko-mainu/01/b2/j/t02200293_0480064010287659266.jpg?caw=800)
『正倉院展』会場の奈良国立博物館。
この建物の中に入るんだ。
というだけでワクワクしてましたが。
展示会場の2階へ踏み入ると、ワクワクどころか
奈良時代の息吹を、大いに感じて心臓バクバク。
1200年以上も前から、現代にひきつがれた品々は、
土から掘り起こされた出土品ではなく、
全てが正倉院にて保管されてきたもの。
伝え、守ることがいかに尊く、美しいか…
全ての日本人は『正倉院展』で頭を垂れるべき。
今回は特に、意匠を凝らした工芸品が多く、
「奈良時代にこんな技術があったのか?」と
ひときわ目を引くのですが、
変わり者の私が気になったのは…
![◆ cinemazoo-チェック?](https://stat.ameba.jp/user_images/20091026/21/ko-mainu/83/b3/j/t02200165_0640048010287659257.jpg?caw=800)
タータンチェックのマフラー。
・・・ではなく帯だそうですが、
奈良時代に「斜め織り」の技術が存在したことと、
今年の冬の流行のチェック柄を
古人も身にまとっていたことに驚く。
いやぁ、流行は繰り返すんですね。
ちなみに画像は図録(¥1200)を写したもので、
チェック柄の帯のことを知りたくて買いましたが、
読んでも「詳細は不明」とのこと。
以下、気にとまったものをいくつか、
図録から写してみた。
![◆ cinemazoo-面](https://stat.ameba.jp/user_images/20091026/21/ko-mainu/d8/ac/j/t02200165_0640048010287658037.jpg?caw=800)
仮面劇で使われた面。
“ポロンちゃん”みたいな髪型が面白い。
と思っていたら、この前で友人と ばったり。
「この仮面を見てると、踊りたくなるよね」と友人。
いいえ、なりません。私ゃ被りたい。
この前↓で物思いにふける。
![◆ cinemazoo-衣](https://stat.ameba.jp/user_images/20091026/21/ko-mainu/d4/a3/j/t02200165_0628047010287658035.jpg?caw=800)
楽舞用の下着。
このデザインがまた流行るかも?
どうやら私、きらびやかなものより、
風化したものに美を感じるみたい。
色あせた風合いに浪漫を抱く。
これも布もの。
![◆ cinemazoo-十二支](https://stat.ameba.jp/user_images/20091026/21/ko-mainu/67/7e/j/t02200293_0480064010287658031.jpg?caw=800)
十二支を描いた麻布の断片。
「何を描いたんだろう…?」
ミステリアスな断片の前で しばし夢想。
![◆ cinemazoo-奥書](https://stat.ameba.jp/user_images/20091026/21/ko-mainu/54/0a/j/t02200165_0640048010287658027.jpg?caw=800)
光明皇后の筆がこんなに奇麗に残ってるなんて!
お美しいお手…感動するも、
最後の奥書の日付けが 何やら オカシイ。
「天平十六年」の「十」が、妙に太い。
絶対に「一六年」とされて、
後で“二度書き”なさってるんじゃ…?
「ホホホ、わたくし間違ってしまったわ」
なんて…罰当たりなツッコミ妄想をしてしまった。
技巧をこらした優品に目を見張るというより、
いにしえの物語に思いを馳せる、
私の『正倉院展』デビューはこんな具合でした。
改めて思ったのは、紙は残るってこと。
もしも私のスケッチブックの楽描きが
1200年後まで残ったら赤面もの。
いやしかし、優品でも名品でもないわけで、
誰も残しやしない、いやいや
私の身内が残す…?
伝承こそ和、そう考えた『正倉院展』。
でも、自分のこととなると、風にくれてやりたい。
なんと複雑な。
時間旅行をした『正倉院展』を後に外へ出ると、
もう たっぷりした夜。
![◆ cinemazoo-しかちゃん](https://stat.ameba.jp/user_images/20091026/21/ko-mainu/6a/73/j/t02200293_0480064010287658015.jpg?caw=800)
博物館の前で鹿ちゃんが待ってた。
キミも ずっと守られてきたんやねぇ。
![クローバー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/054.gif)
11月になると混み合うそうです。お早めに~。
開催中~11月12日(木)まで。開館 9時~18時 期間中無休。
開館時間は午前9時~午後6時。金土日曜と11/3は午後7時まで。
オータムレイトチケット¥700は閉館の1時間30分前以降に販売。
※11/12(木)は御即位二十年を記念して入館無料。混みそうですね…。
![クローバー](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/054.gif)
出展品の情報などが公開されています。
★「正倉院展」会場の奈良博物館から「五想庵」までは徒歩20分ぐらいです。
![5*](https://emoji.ameba.jp/img/user/ko/ko-mainu/1291164.gif)
近鉄奈良駅から徒歩7分 JR奈良駅から徒歩13分
OPEN 11:00~18:00 土日祝のみオープン
![やぎ座](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/221.gif)
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