『鹿男あをによし』空間 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

◆ cinemazoo-Arakawa
Exhibition Atsuhiko Arakawa's DM


昨年秋にフジテレビで放映されていたドラマ
「『鹿男あをによし』 油絵の空間プロデュース展」、
最終日の昨朝、一番で観に行ってきました。
絵の作者はフジテレビ・美術デザイン部の荒川淳彦さん。
主にテレビドラマのセットを手掛けていらっしゃる方。

ドラマ『鹿男あをによし』が放映されたのは昨年のこと、
私は東京暮らしではあったけれど、
すでに奈良移住を決めていたので、
これは見なければ! と正座でテレビ画面を見入った…
…ものの、15分でスヤスヤ。
以来、テレビの前に座ることはなかったのでした。
ドラマの出来云々ではなく、
連続ドラマを見続ける習慣が、
いつのまにやら萎えてしまった。

それでも、きっと撮影地の奈良では、
てんやわんやの盛り上がりなんだろうな、
と想像していて、実際に こちらへ越してみると、
やはり当時の撮影の様子を
今も伝説のように語る方が多いのでした。
「地元民からするとツッコミどころ満載」って
ココ、笑えそうなので詳しく知りたいっ。

てなわけで、ドラマも原作も未体験なので、
今のところ『鹿男あをによし』には、
あまり関心がないけれど、
美術部の荒川さんの絵には興味津々。
DMに載っている丹色で描かれた町家の絵に惹かれた。

展の会場で原画を拝見すると、
あ、好き! と一目で。
特にテクスチャーが。
朽ちていく土壁に似た ざらつき。
あ、もしかして、
絵の一部分にダンボールを使ってる?
“ダンボール作家”でもある私は気になって、
会場にいらした荒川さんに質問してみると、
「築造の手法で、タイルを貼る時に出来る、
 メジのようなもの」というお応え。
なるほど、荒川さんの絵は、
「描く」というより「造る」なんですね~
とかなんとか、しばし荒川さんと立ち話。
荒川さんは気さくな方で、
会話が弾みに弾み、帰るのが惜しくって、
あやうく「五想庵」の開店時間に遅れるところだった!

あと、町家を効果的に使った空間は、
さすがドラマ美術部と得心。
場が演劇の舞台装置のようでした。

$◆ cinemazoo-物語館
会場の「奈良町物語館」の裏庭。
ここは町家を利用したコミュニティ・スペース。

荒川さん、「五想庵」にも行きますね、
と仰ってくださったけど、うちは休日しか開けてないから、
会期が終了した今となっては叶わぬ話でございます。
ご両親が奈良在住ということでしたから、
ご縁がありましたら、いつかの日か!
新宿・十二社のお話のつづきを、ぜひ聞かせてほしい。
もちろん、次回の奈良での個展も開催希望。
できればテレビマンとしてではなく、
個の作家としての「空間プロデュース」が見たいな。

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OPEN 11:00~18:00 土日祝のみオープン

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