元興寺の地蔵会 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

「五想庵」がある「ならまち」とは
元興寺の旧境内を中心に発展した地域のこと。
その元興寺では毎年、8月の23日と24日に、
地蔵供養会が行われます。
◆ cinemazoo-元興寺
今年は日曜と月曜日に行われるということで、
昨日の日曜日の夕刻、
「五想庵」を終ってから出かけてみました。

奈良一年生の私が
元興寺の境内に入るのは、この春の節分以来のこと、
もちろん地蔵会は初めてです。
◆ cinemazoo-灯り5 ◆ cinemazoo-灯り4
『万灯供養』の様子。
菜種油を注いだ灯明皿に小さな灯が揺れます。

◆ cinemazoo-灯り3 ◆ cinemazoo-灯り2
マッチの灯に似た消えそうで消えない祈りの道。
庶民の心意気を感じます。

◆ cinemazoo-灯り
とても原始的な灯。華やかさがないぶん、
地蔵信仰が今も土地に根付く、そう思わせてくれる。

この灯明皿、来年の地蔵会のために、
誰もが作らせていただけます。
◆ cinemazoo-皿制作 ◆ cinemazoo-完成
子どもから大人まで“皿作り”を楽しんでます。
いいな~この風習! 当然、私も作りました!
5*SEASONとサインを入れたくなってしまった!
煩悩ですな。

本道「極楽堂」に入ると
◆ cinemazoo-曼陀羅
『智光曼陀羅』が見守っておられます。
こちらは複製で、曼陀羅堂のご本尊の方が
「ならまち」庶民信仰の中心になるんですね。

◆ cinemazoo-灯籠
本堂では『行燈供養』が。

灯篭には各人それぞれの書や絵があり、
さながら『祈りギャラリー』のよう。

表現を生業にしている私と友人は声を揃えて
「なぜ、私たちのモノがないのか…?」。
そのうち、そのうち。


町民信仰の中心の元興寺。
檀家でなくとも、
親しくお参りできる庶民の寺は
階層による隔たりがなく、全ての人が幸を祈り、
先祖の御霊を供養できる聖域なのかもしれない、
なんて思ったりした初の地蔵会でありました。
ここは地域に根を張られたお寺さんなのしょうね。

今日も元興寺では地蔵会があります。
ちょこっと寄ってみよっと。


クローバー 元興寺
「五想庵」から徒歩4分ぐらい。地蔵会の歴史についてはこちら

5* 以前の記事『元興寺「柴燈護摩会」と「火渡り」』

5* 5*SEASONギャラリー「五想庵」のご案内
近鉄奈良駅から徒歩7分 JR奈良駅から徒歩13分 土日祝OPEN 11:00~18:00

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