よそ者の講話 |  ◆ R I N G O * H A N

 ◆ R I N G O * H A N

歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

◆ cinemazoo-寮さん
「奈良町座」の8月例会の講師は
作家の寮美千子さん。


昨夜は「奈良町座」の月例会で、
私は先月に続いて2度目の参加となりました。

食事会の前の30分間の講話は、私と同じく
首都圏から奈良へ拠点を移された寮さん。
当然ながら、たいへん興味深く拝聴しました。

奈良で暮らして3年という寮さんは、
まだ半年余りの私からすると大先輩。
そんな寮さんから
私の居なかった3年間の「ならまち」の移り変わりを
よそ者の目線で語っていただけたのが有り難く。
3年、この流れの中で、
「ならまち」から消えてしまった、
風情ある建物があったのねぇ、
新参者の私はもう見られないんだから、
残念でなりませぬ!
「ならまち歴史写真館」とか出来ればいいのに。

寮さんのお話の内容を乱暴にまとめると、
「よそ者から見た奈良の魅力」。
歴史建造物、情緒ある町並み、奈良の伝統工芸、文化。
うん、私もそう。一緒、一緒。
さらには、よそ者に親切な町のあたたかみ。
人と人とが繋がりやすく、
老若男女、職業を問わず垣根がない、
ここに尽きると思うのですが、
私がこれを実感したのは奈良へ越してから。

私は思いました。寮さんが、
もうひとつの移住候補地だった岩手を視野に入れ、
段階を経て、奈良移住を決意されたのに対し、
私って奴ぁ ほとんど下調べをせず、
ただ勢いとカンで移動したという
“とんでも向こう見ず”なんだ、ってことを。

「そーれ! 奈良に呼ばれた!」
怒濤の如くやってきた奈良でしたが、
実際に住んでみて、予期していなかったぶん、
人情味を、じんわりじんわり骨身から感じてる。
それは、古里の京都が、
(これは京都の美点でもありますが)
よそ者には冷たい土地柄ということもあり、
なおさら懐の深い奈良に惚れ直すのです。
思えば、第2の故郷・新宿も よそ者に優しい街。
ようするに、私の肝は「よそ者」で、
前々から感じていたところの
「日本全国、どこへ行っても
 私ゃ暮らしていける野太いイヌ。
 ただし電気水道ガスがあれば」
を再認識しつつ、
自分の「カンの良さ」も自画自賛している本日です。

◆ cinemazoo-焼そば
例会のメインディッシュ?の塩焼そば。
飾り気のなさが「ならまち」っぽい。


「よそ者」という第三者の視点は
いつだって、現時点を客観視させてくれる。
それが「よそ者が聞いた“よそ者の話”」となると、
どうやら刺激サイコーとなるらしい。


奈良町座の例会で知ったイベントです。行きたいっ。
クローバー 蛍の会~地蔵盆まんぷく供養「夢まつり」@元興寺~
2009年8月24日(月曜日) 11:00~16:00

クローバー 寮美千子ホームページ ハルモニア

来月の例会は↓これの前日で不参加です。残念~!
5* 5*SEASON新作展『五想まほら』
もう1ヶ月ないやん! あせるぅ~~~!

やぎ座5* /Home

▲ブログトップ