『あきれるほど面白い街』 |  ◆ R I N G O * H A N

 ◆ R I N G O * H A N

歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

◆ cinemazoo-寮せんせ
毎日新聞・奈良版でニッコリ笑顔の寮美千子さん。
お美しい方です。いつもの眼鏡がないところが新鮮。
ちなみに、ヘルメットもお似合いなのです。


寮さんはあきれるほど奈良が面白いという。
はい、私も同感。
奈良はとんでもなく面白く、
時に涙目になってしまうほど和やかで。

なんて感覚は、
奈良に生まれ育った方には
時に奇妙に映るらしく、
「こんな田舎になぜ来たの?」
と、よそからやって来た私は
不思議に思われることが しばしば。
そんな時、ふと、あるフランス人の話を思い出す。

「日本の小さな店に並ぶ茶碗の置き方、
 食卓に置かれる箸置きの気遣い、
 それらのすべてが芸術的だ」

この話を聞いたのは、
もう25年も前に訪れたフランスで、
当時の私は、茶碗や箸置きに感動している、
その人にこそ感動したものだった。
ずいぶんと、ささやかなものを見てるんだ、と。

あれから日本もずいぶん変わり、
風景は ぐんぐん縦長になっていった。
奈良だって、同じだろうけれども
TOKYOに代表される大都会に比べて、
まだゆったりと長閑で、
茶碗や箸置き程度の感動が散らばってる。
そんな感覚は、もしかしたら私や寮さんのような、
風来にだけ感じられる視点だと笑われるかもしれない。
けれど、確実に思っているのは、
奈良こそ風来を呼び寄せる、日本の桃源郷ということ。
地元の人がいう「奈良は田舎」は欠点でなく、
よその土地にはない奈良らしい魅力なのだ。

このごろ、街の活性化や、
地域おこしの声をよく耳にするけれど、
地場が本当の意味で魅力を発揮するには、
風通しの良い社会でなければ。

寮さんの新聞記事を読んで
風来者が新鮮な風になれればいい、と、
あきれるほど熱く思ったしだいです。

◆ cinemazoo-福助
足元から無気味な視線を送る福助。面白~い。

◆ cinemazoo-鯉
格子をのぼる鯉も面白い。しかも花を頬張ってる!


クローバー 寮美千子さんサイト『HARMONIA』
ファンタジー小説『夢見る水の王国』、
絵本『黒い太陽のおはなし 日食の科学と神話』全国書店で発売中!

5* 5*SEASONギャラリー「五想庵」のお知らせ
近鉄奈良駅から徒歩7分 JR奈良駅から徒歩13分 土日祝OPEN 11:00~18:00

やぎ座5* /Home

▲ブログトップ