深夜の秘儀、物語風 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

◆ cinemazoo-篝火
かがりが灯され
目前を神話世界の人々が列をなして過ぎて行きました。

◆ cinemazoo-儀式
二月堂欄干より遠目に見る井の水を汲む儀式。
ぼやけた世界は寓話のごとく。


東大寺二月堂の修二会は
呼称「お水取り」として親しまれておりますが、
そもそもの儀式があるという・・・

それは三月の十三日、
草木も凍る寒い寒い、深夜一時過ぎのことでした。
二月堂にはこの夜にだけ、
聖なる水が湧き出るという伝説の井戸があり、
「お水取り」はそれを汲む儀式でありました。
儀式は東大寺に程近い春日大社から御出でになった、
奏者さまたちの合奏で始まりました。
お寺で神職さんとは・・・どうやら、
「お水取り」は神仏習合の儀式のようです。

かがり火だけが明々と灯る夜、
ゆっくりと流れる神秘的な儀式を見て、
「『お水取り』に由来する伝説を描きたいなぁ」
そんなことを思ったのでした。

「お水取り」の後、
二月堂では「だったん」と呼ばれる行がありましたが、
あまりの寒さのため、休憩所へ逃げ込み
「二月堂うどん」を所望、
ツルツルしている間に見逃してしまいました。
おうどんはきのこがたっぷりで
とっても美味しいのでございます。

◆ cinemazoo-二月堂うどん
「おばちゃん、寒すぎるわぁ」
巨匠が休息所のご婦人に泣きつくと
「値打ちのある寒さでっしゃろ?」
値打ちですか、これはこれは!
今後、使える言葉だと思いました。


おしまい

ではなく「巨匠・修二会の巻」 つづく


ニーッ 「お水取りとお香水」のお話
ニーッ 東大寺 二月堂 修二会 3/14まで
近鉄奈良駅から徒歩25分ぐらい、5*宅から30分ぐらい。

ニーッ 以前の記事「修二会“お水取り"」
ニーッ 以前の記事「じきどう(食堂)」
ニーッ 以前の記事「夜景」

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