東大寺 二月堂の休憩所。
学校の椅子があるせいか、やたら懐かしく
ひとりで居ると郷愁にふけり。
二月堂から見える奈良の景は、
見目に安らぎを与えてくれる。
ゆるやかに連なる曲線の様が来由かと想う。
2月も中旬を過ぎ、
東大寺二月堂では「お水取り」で知られる
『修二会』の行が、もうすぐとなりました。
華厳の火行と水行で
クライマックスを迎える いにしえからの苦行を
子どもの頃には無邪気に
春を迎える縁日みたいなものだと思って、
テレビ映像を見ては喜んだものでした。
『修二会』
「しゅにえ」と読みますが、
「しゅうじかい」と読んでしまった人が
私ゃ好きですな。私もそうだったので。
今でも「しゅにえ」とは素直に読めず、
さらには『修二会』を目にするたび、
嵐山に住んでいる友人の「修ちゃん」を思い出してしまう。
しゅうちゃ～ん、元気か～い？
こちらへ引っ越して以来、
二月堂へはまだ一度しか訪れていない。
そろそろ、お散歩がてら、
休憩所の「学校の椅子」に座ってみようか。
ちょいと、お仕事が煮詰まりぎみなので、
あそこだと冷静になれるかもしれない。
二月堂では、すでに『修二会』が津々と進んでいるらしく
これまでに感じたことのない空気が立ちこめていそう。
来月、これまで見たことがない『修二会』を直に見たら、
心の奥底の、何かが変わるかも。
▲『修二会』お松明の様子。
おばちゃんたちの会話が笑えるのです。
東大寺 二月堂 修二会近鉄奈良駅から徒歩25分ぐらい、5*宅から30ぐらい。
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