毎年、節分と8月14日・15日には
3000にも及ぶ灯籠の全てに火が入れられます。
参道を静かに並ぶ灯籠。
釣灯籠。本殿回廊は万葉絵巻そのもの。
灯籠の模様はそれぞれに違う。
蝋燭の灯りは人の心のよう。ゆらゆらゆら。
私もゆらゆらゆめうつつ。祈りを捧げ・・・。
格子戸超しに釣灯籠を見る。
まるで回廊が夢の世界のよう。
万燈籠は800年前から続いている神事で、
灯籠は大きなものから小さなものまで、実に様々ですが
信仰に厚い人々からの寄贈によるもの。
願い、祈り。明里は違えど、
誰しもが「幸福」を想うのでしょう。
広い境内の明かりは灯籠のみ。
夜の見本といえるほどの漆黒の闇が横たわる社の中は
あたかも大小3000の月が揺れているかのごとく幻想的で、
また、かつての神社隆盛の宴を垣間みた気がします。
春日大社 近鉄奈良駅から徒歩20分、5*宅から徒歩25分。
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