もどれなくても もういいの～
くらくら燃える地を這って～あなたとぉぉ
燃えてる～若草山～♪
初めて見た若草山焼き。
素晴らしかった！！！
古都に春を呼ぶと云われる山焼きですが、
目も耳も口もちぎれるかと思うほど冷え込んだ24日の晩。
午後６時、うちの近くの興福寺へ。
ゴーン。ゴーン。
南円堂の鐘が万葉の調べを響かせ、
猿沢池の彼方にだけ、ほんのり太陽の余韻が残ってた。
パーン。五重の塔の背景に見える若草山から花火が！
あたりが歓喜に包まれ、見事な大輪の花が次々に空へ。
冬の花火、これも初めてのこと、
夏のそれとは色合いが違って見えた。
引き締まって、色濃く、そして鋭利な刃のような花火。
花火が幕を閉じると、いよいよ山萌え～♪
若草山の麓を目指して、
奈良公園を人が走る走る！ 鹿も走る！ 私も走る！
ドテッ！ ドテッ！
コケている人があちこちで発生！
明かりが乏しいため、足元がおぼつかないのだ。
東大寺の南大門までやって来ると、見えた！
木立の向こうにメラメラと立ち上る紅いものが！
「山が燃えてるで～！」
方々で叫び声！ 私も「おーっ！」
山火事やーっ！ 水を持て水を！
と言いたくなるほど天焦し、古都を焼き付くすかのごとく、
ケムリ と炎。
ふぅ、息をついて、
薄暗い公園内をグングン歩くことしばし。
おーっ 山が！ 炎が！ 静かに紅色だっ！
むっちゃ、カンドー！
奈良の地の力をこの目でしかと見た！
初山焼きで、開眼？！
奈良で暮らせて幸せ！ 神々しい炎が、
(小つぶな)巨匠のヤマも燃え上がらせ。
三畳ギャラリーOPEN、4月を目標に努めるぅ～！
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