白いカフェと彩りカフェ |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー


緑のカフェ


少し前の日曜日の夜のこと、
「くるり」が深夜ラジオに出演、
最近の彼らの拠点のひとつとなっている
ウィーンのことが語られていた。
関心をもったのが特にウィーンのカフェのこと。

彼らの話によるとウィーンのカフェは、
たいそう居心地が良く、
一度行ったら病み付きになってしまった、とのこと。
それは昨今の日本で流行っている
「白いカフェ」とは まったく別モノらしく、
ウィーンの それは、
地元の人に愛された社交の場であり、
老若男女を問わず、
様々な人が憩うのだそうだ。

これって私が応援しつづけている
新宿の名物カフェ・ベルクに似てるなぁと
私のアンテナがピピッと反応!

ベルクはまぎれもなく、
「白いカフェ」ではないし
「セレブ嗜好」ではもなく
色に例えるなら、
ベルクはセピア、茶系だ、と私は思う。
その心とは…ベルクは新宿の土の色が似合う、
コーヒー色が似合う、すり切れた床の色が似合う。
そう、ベルクに歴史有り!

ベルクが「白」だったのは、
開店当時、スタートラインに着かれた時の
僅かな期間だけのような気がする。

一方、流行の「白いカフェ」とは、
考えてみたら極力、個性を排除した空間ではなかろうか。
かくいう私も「白いカフェ」に行くことはあるけれど、
その時、その店の白い壁や机を目にして、
無性に「らくがき」をしたくなってしまう。
・・・例えば、絵、例えば、文字。
あるいは相合い傘とか、まんま 子どもだ。

大袈裟にいうと、色を付けたくなるってことは、
白い場に何らかの手を加えたいという衝動であり、
つまりは文化だ、と私は思うわけで、
人間が交差する空間には文化息づくものなのだ、
いわば、「白いカフェ」は白い紙に等しい。

ベルクが多くの人に愛され、
私も懸命にエールを送り応援しているわけは、
ベルクが流行りの「白いカフェ」ではなく
「人間の居場所」だからであり、その証拠に
ベルク存続を願う多くの人が
ベルクに異国の香りを感じていらっしゃる。

で、こんな私がもしもカフェを営んだとしたら・・・?
おそらく流行りの「白いカフェ」ではなく、
彩りのあるカフェになることは確か。
何色なだろうか? たぶん、「緑のカフェ」?


ちなみに「くるり」の佐藤さんは
私の実家がある亀岡のご出身。
彼がカフェの店主になられたとしたら、
やはり「緑のカフェ」かなぁ、なんて思ったり。
なぜかというと、亀岡は緑が美しい田園都市だから。

あ。
「くるり」も「白」ではなく色付き!
何色だろう?
私のイメージでは彼らは群青かな?



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