あ。ベルクへ寄ろう。 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

『LOVE! BERG!』2
バレンタイン企画『LOVE! BERG!』

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幸せだから笑顔になるんじゃないよ、
笑顔でいると幸せの方からやってくるんだ。
だから笑っていなさい。

子どもの頃、
可愛がってくれた叔母が
なんども話してくれた。

新宿駅の片隅で、ひっそりと、でも
賑やかに営業しているベルクという
小さなお店へいくとき
私は、いつもポケ~と
ただ呆けたくてドアをくぐる。
それは疲れていたり、
感激していたり、悔しいことがあったり、
日ごと色々、一様の心持ちではないけれど、
ベルクのコーヒーの香りが鼻をかすったとき、
なんとはなしに笑顔になるのだった。

1杯200円のベルクのコーヒー。

あの香りは、いつも変わらずに
ベルクが“そこ”にあることを知らせてくれる確かなもの。
たとえば、故郷にもどったような安堵に似ているけれど、
香りというのもは
視覚ではなかなか伝えられないもの。
小説や絵や音楽や映画やアニメでも、
ベルクのコーヒーの香りを100%伝えることはできない。
それは、愛という不確かなものと同じ。
無形のものを有形にするとは、
なんと困難なことか。

今日はバレンタインデー。
女性が愛を告白する記念日にちなみ、
ベルクを応援するファンブログ『LOVE! BERG!』では、
『バレンタイン企画』が立ち上がった。
私がベルクへの愛を形にするならば、
無形のベルクのコーヒーの香りを
愚かにも形にすること以外、何があるだろう。


拝啓、ベルクさま。
わたし、ずっと 貴方が すきですねん。

どうか これからもずっと、今の場所で、
コーヒーの香りをくゆらせてくださいまし。
「あ。ベルクへ寄ろう」
思い立った時、まずは鼻から。
鼻をくすぐられ、
ほっこり安堵したいので。

時に叔母の言葉を思い出したりして、
ベルクでしばし呆けてから、自分の家に帰る。
こんなありふれた繰り返しが
とんでもなく愛おしく思えてくる。
セント・バレンタイン・デーに浮かれるのも
悪くないな、なんて思う。



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