シネマ菩薩 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

静庵


ダウンタウンのまっちゃんが“シネマ坊主”なら、
さながら あたしは“シネマ菩薩”ってとこか。
どんな癖の強さも寛容に受け入れ、
怒らず、嘆かず、ほくそ笑む。
なむーーーー。猛犬にも、なむ!



コンビニで手にした『日経エンタ!』の
100号付録に まっちゃんの
『シネマ坊主』ダイジェスト版がついてた。
それによるとイーストウッドの『ミリダラ』評は
「『あしたのジョー』の丹下段平が2人いる話」
って書いてあった。ふーん。
なんとなーく、これでどんな話か想像できた。
本誌もパラパラめくってみたら、
『ミリダラ』のコメントが深く書いてあって、
観る前に あまりの毒はいらんとパタンと閉じた。

まっちゃんの高採点の映画と
あたしの好きなヤツはわりと一致する。
ただ、まっちゃんが「よぉわからん」とボヤいてる映画が、
一番あたしの好きな映画のことが多い。
さて、あたしの『ミリダラ』感は‥‥
ということになるんやけど、来週ぐらいに観に行こうと思う。

金曜日はがんばって、なんと3本も映画を観てしまった。
これは予定外。がんばっても2本だったのに、
つい欲張ってしまった‥‥明日からまた
大変な日雇い生活になるわけやけど、
今日観た映画は3本とも よかったなぁ。

観たのは
『ドイツ映画祭2005』で『何でもツッカー』
その後『大いなる休暇』と『コーラス』。

が、しかし、みなさん。
この3本が3本ともハンを押したように
オッサン讃歌という、いってみれば同じ映画でして。
しかも同じように淡々とした調子で話が進み、
同じように主人公は今の日本でいう「負け組」で、
価値観が あたしと ほぼ同じ。
それからもうひとつ、3本共に言わんとしていることは、
「芸は身を助ける」。ここまで同じだと笑ってしまう。

なので、一般的にはこの3本の映画の中から、
1本を観れば事足りるわけです。
が、あたしは3本観てよかったなぁ。
同じテーマ、同じオッサン、同じ芸風、
この共通項を照らし合わせることで、
ドイツ、カナダ、フランス、そして日本と
各国の違い感じることが出来たところが
おもしろいなぁ。あ、これも、いわゆるひとつの、
あたしが“シネマ菩薩”ゆえですかな。

ただひとつ、「ありょ?」と思ったことは、
最後に観た『コーラス』について、
あたしは ずっと「天才少年の成長記」だと思ってたら、
これが大ハズレ、つまりは
「脱力系の頑張るオッサンの話」だったので、
中盤までは「んん?」と戸惑った、
ということは付け加えておこうっと。

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相方へのつっこみ本日分
そうやなぁ。あたしが悪かったわ。
「米に字ぃ書きたい」は断るときの例え話、
今は書けへんわなぁ。そんな名人芸みたいなこと
いくら器用な でこでも。
これから先、お互いの腰が曲がりきった年頃に、
米粒に絵ぇやら字ぃやらを施して、
子らに見せてやってちょうだい。

情けないお父ちゃんといえば
ヤッホー!に時々現れるコイツも情けないな。
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