実録擬『浪速風雲記・おんな包丁一代』 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

顔が本、体が犬という“ブック犬”。
ツッコミが激しい大阪の一部地域で
現在繁殖中。注意を!


木曜日に喫茶店で水浸しにしてしまった
コマ犬でこさんの著書
『浪花風雲録・おんな包丁一代』

驚いたことに“ブック犬”だった。
本を読みながら ちょっとでも
「うーん、わかるけど、
 あたしの場合は ちょっと違うなぁ」
なんて思おうものなら、


「なんやて なんやてー?
 われ文句つけんのかっ!


って、あっちゅう間に牙をむいて、
ギャンギャンギャンギャン吠えまくる。
ポン! と机に本を投げ置いたりしたら

「あーちょっと ちょっと!
 われ、この本を大事にするって
 そう決めたんと ちがうんか!
 わ~れ~!」


って、部屋中を駆け回るから、そら恐ろしい。
なので、あたしは なかなか読み進むことができず、
今日ようやく
第1章『でこの サンマをおろして世相も斬る!』
を読み終えたところ。はぁー疲れた…。
この章では でこさんが、お得意のサンマの開きを
新婚ホヤホヤの若奥様たちに伝授しながら
世相をズバズバ斬るというもので、
辛辣な語りが笑えるし、イラストもアホ臭くていいし、
読後感もスカッと壮快、しかしっ‥‥
難儀なことに ブック犬は ちょっとのことで
いちいちツッコむからなぁ、大変大変。
この調子で第12章まで読むとなると、
これは体力勝負以前に
“ブック犬”のツッコミに耐えられるだけの
強い精神があるかどうか‥‥かも。

今になって思えば、
例の喫茶店での“紫騒動”は、
全部“ブック犬”が もたらしたのかもしれない。
つくづく あの場で、この本をじっくり読まなくてよかった。
あそこで“ブック犬”に変身されたら、
あの店のマスターに嫌われてしまうやん。
実は ちょっと気になってるねん、あそこのマスター。
平井チャンケンを アッサリした感じの男前なん。にひひ。

そうそう。コマ犬でこさんの本は、
友だちのカケス君が くれたもので、
新宿ガード横の「かっぱ屋筋」で見つけたらしい。
本人はこれがブック犬に変身するだなんて、
思ってもみないだろう、真実を知ったらどう思うかな。

第1章を読み終えて ようやく分かったのだけど、
この本、実は著者のコマ犬でこさんが
家庭でコツコツと手作りされたそうだ。
どうりで、ところどころ作りが雑だったり、
水が かかると滲んだりするわけだ、
しかも 恐ろしいことに「あとがき」によると、
この本は全部で50冊お作りだそうで。
ということは、世の中に最低でも あと49匹(冊?)は
ブック犬が存在する可能性があるってことで、
どうか 身に覚えのある方は
充分 取り扱いにご注意ください。
くれぐれも でこさんの風雲記について、
むやみに疑問をもったりしてはいけませんよ。
以上、環境庁からのお知らせでした。

      実録擬『浪花風雲録・おんな包丁一代』 <完>

※注/『嘘映画で浜松』は常に86%~92%がウソ。
 実在する相方の猛犬でこ とは何ら関係はありません。

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相方・でこへのツッコミ本日分
キミの描いたプリンスを見て、
「茄子は成す」ってつまらんこと思ってしもた~♪。
プリンスの音楽は好き、というか神様やと思ってるけど、
本人さんのことは ****。

『愛・地球博』って名前がダサイな。
と、ブツブツいいながら、
こぶファミリー総勢8名が久々に勢ぞろいし、
名古屋へ出かけることになりそうや。
人が多そうなのがウンザリやけど、行ったら行ったで、
一番張り切ってるカワイイ人、それが・あ・た・し♪

●『愛・地球博』へ行ったら
ツッコミまくるだろう相方・でこのブログ