予定実話『コマ犬 浜松旅情』 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

憧れの街・浜松の風景。
びっくりしました!


日頃から善い行いをしている あたしのおかげで、
今日はすごく いいお天気だった、ああ よかった!
青空見本市みたいな空色のもと、
今日は大阪の でこちゃんと浜松で遊びました。

なぜ浜松へ行ったのかというと、
ブログに書いていた あたしのウソ話が
あまりにアホ臭く、
「こんなアホでも、立派に生きていけるんだ」と、
けなげな姿に感動して むせび泣く人や、
ホッと胸をなで下ろす人が増殖し、
その行いは暗い世の中にさす一筋の光だと、
おそれ多くもブログの大家さんであるアメーバ氏が
(家賃は払ってないけど)わが家にお出でくださり、
「じつに、涙ぐましい」ということで、
「じゅうまんえん」をポンと恵んでくださったのです。
そうして、こころ優しいあたしは、
これまでずっと あたしとアホを競い合ってきた
相方のでこちゃんを誘って、
憧れの地・浜松へと来たのでした。

憧れの地が何故、浜松なのかというと、
そもそも あたしのウソ話は、
大家さん主催の“ウソ合戦”で勝ち抜いて、
「勝利の褒美で浜松へ行く」ことを最終目標に、
雨の日も槍の日も、花粉舞う日も
あたしは頑張ってウソ話をしていました、
結果、ウソ合戦には敗れてしまったけれど、
前述のアメーバ氏の厚い恩情を授かることになり、
晴れて浜松入りできるという現実がやってきて、
いよいよ宿願が果たされる、と、
昨夜は興奮のあまり寝つけませんでした。

あたしは浜松へ行くのは初めてで、
しかも地理に大変ウトイため、
浜松に関して知っていたことといえば、
うなぎと浜松城ぐらいでした。だから、
いったい どんな街並で どんな賑わいなのかと、
見知らぬ浜松での出来事を
それはそれは楽しみにしていました。
なのに‥‥こんな デリケートなあたしの想いを、
昨日、でこちゃんに電話で話したら、
「どこへ行っても同じような風景じゃ、
 こぶよ、期待すんな、アホ!」と怒鳴られました。
あたしは、せっかくウキウキしていたのに、
ちょっと水をさされたようで、
ムッとしましたが、確かに大きな街の駅前は、
あたしが行った土地に限るけど、
全国チェーン店が軒を並べていることが多く、
どこも同じような造りだったと、
でこの言う通り、あんまり期待しないように、
はやる心を戒めることにしました。







が。 しかし

ついに浜松の地に降り立ったとき、
衝撃的情景がそこに!
我が目を疑いました! 驚いたことに、
浜松では“うなぎの着ぐるみ”を身に付けて、
堂々と闊歩する市民がウニョウニョといたんです!
驚きました! きけば
「うなぎの街・浜松」を演出するための
自治体による観光政策らしく、
“うなぎの着ぐるみ”を着た市民は優遇され、
一部交通機関や公共施設が無料になる
という条例があるそうです。
すごいなぁ。立派だなぁ、ビジュアル系 浜松人!

いやはや、京都の観光客誘致大作戦、
「和服着用の都人・優待運動」はニュースで知ってたけど、
浜松では“うなぎの着ぐるみ”なんですね。
最初見たときは、ショッキングな街の様子に、
でこちゃんもあたしも驚きのあまり、
もともと小さい目が点々になってしまった、
でも いったん慣れてしまうと「浜松旅情」がたっぷり、
めいっぱい たのしむことができました。
そうそう、でこちゃんは家族のおみやげにと、
“うなぎの着ぐるみ”を買ってたけど、
たぶん、あれは自分用のパジャマにするつもりや
こぶちゃんはお見通しやで。

それから、夜に食べた背開きの「うなぎ宴会」も
めちゃくちゃ楽しかったなぁ。
どんな様子だったか詳しく書きたいけど、
今日は一日、ニョロニョロと歩き回ったせいで、
ぐったり疲れました、もう寝よっと。
「うなぎ宴会レポ」は また折をみて書くとして、
とにかく、うなぎの着ぐるみに万歳!
ビバビバ、アメーバ。そして
大大だい大好きヨ♪ ニョロ街・浜松!

                       2005.x.xx

●うなぎの着ぐるみを買った でこのブログ