仮映画『テレビちゃんの恩返し』 |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

パソコンじゃなくテレビ。
今のテレビは すっかり うすくなって、
紙みたいに丸められるようになりましたが、
かつて21世紀のテレビは
こんなにも厚味があったのです。

2105.3.11 ~100年前を振り返って~
コマ犬通信社 by KOOBU


2005年3月。東京にて。
『使い捨て天国』だったことを反省し、
ただいまはリサイクルがマジに叫ばれ、
真摯にエコロジーへ取り組む庶民が
少数ながらも定着、また、企業が地球環境問題を
商いへ結び付けようと躍起に‥‥と、
まぁ理由はどうあれ、
とにもかくにも島国根性の我らが日本人が、
「自分の星レベル」で物事を捉えるようになったのは、
実に好ましいと思っておるコンニチ。

けど、むかしむかし日本では、
「物には人の魂が宿る」といって、
それはそれは物を大事にしたものなんです。
先祖代々に伝わる道具や調度品、
そして、それにまつわる思い出の数々も。
ただし一方では昔っから、古くは お侍さんの時代から、
竹の皮でを使った包み物や、一度っきりの割り箸など、
この国には『使い捨て文化』が
あったことはあったのですが、文明が発展し、
大量に“同じ物”が生産されるようになると、
土にかえらないものがポンポンと、
簡単に捨てられるようになって
ちと状況も変化、困ったことに‥‥。

だから、これからお話することを
きちんと知っている人は、ごく わずかでしょう。
それはあまりに淋しく もったいない。だから
後世に伝えるべく今日、あたしは伝道師になるっ!

あんな、あんな。

びっくりせんといてな。


テレビって、



犬と同じ性質らしい。


どういうことかというと、
長い間、大事に大事にテレビを使っていると、
見ている人の性格がそれに乗り移るそうです。
犬が飼い主に似るように、
テレビも持ち主に似るらしく、
可愛がれば可愛がるほど、なんと、
人間の仕草や記憶がテレビに乗り移るらしい。
ちなみに、複数の家族でテレビを所有している場合は、
一番大事にしてくれる人を、
テレビが「一番持ち主」として認識するそうです。

そして実は、テレビは電源が入っていないときでも、
秘かに活動をしていて、
いったい何をしているかというと、
持ち主が楽しんでくれた番組や、
どんなシーンで笑ったのか、あるいは泣いたのか、
一生懸命に整理して記憶しているんです。
そんなことして何になるのか?
肝心なのはここから。

実は、テレビがその役目を終えて壊れたときのこと。
いくら修理しても、なだめても
二度と電源が入らなくなったなら
(そこまで手放さなかったなら)
どうぞ、「ごくろうさま」と声をかけ、
テレビの頭をヨシヨシと撫でてあげてください。
すると驚いたことに なんと、
テレビが、持ち主に恩返しをしてくれる!
あなたがテレビを見て笑ったり、泣いたり、
そして考えたりした数々の場面をベスト映像として、
テレビが記憶の中から選りすぐって編集、
最後の力を振り絞って、モニターに映してくれる!

ですから、お家に古いテレビがあるなら、
ぜひ一度 試してみてください。
うーん、でも、使い方が荒っぽかった場合は、
『飼い犬に手を噛まれる』なんていうように、
“テレビに手を噛まれる”のかもしれません、
充分気を付けて! あたしはというと、
叔母から この話をきいて、テレビや他の家電を
それまでよりずっと大事にするようになり、
ついにある日、壊れてしまったテレビに、
「ごくろうさま」と声をかけ、
ナデナデしてあげたんです。
すると、ちゃんとベスト映像を見せてくれました!
時間にすると、10分程度の短いものでしたが、
なかなかに素晴らしい編集で、もう大感激!
あらためて ありがとう、テレビちゃん!

   仮映画『テレビちゃんの恩返し』 <完>

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でこでこちゃんへの恩返し
‥‥は何もない。なんじゃ『シャーク・テイル』って、
けっこう“いい子ちゃん向け”なんやな~。
パス!

今日、新しいテレビを買いに行ったんやけど、
しばらくテレビを見ていないせいか、
最新商品に気後れして買えなかった。
当分、テレビなしの生活が続きそうなので、
でこの芸能ニュースが あたしのTVアンテナやな。

●若い頃のデ・ニ-ロの奪い合い決闘を
あたしとする運命かもしれない でこのブログ