キャラメル味のポップコーン |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

ポップコーンは、かく語る。
「寒いなァ」「ほんま寒いわ」‥‥んな、アホな。
しかし、ポップコーンには表情がある。
ビフィズス菌だけではないのだ、
ポップコーンも生きて腸に届くのだ!


ポップコーンがもっとも活躍する場は映画館。
たとえば、シリアスな場面でバリバリバリバリッと
煎餅なんかを食べられた日にャ、
音源を「刺したろか」と思ってしまうぐらい、
ムードぶち壊しだけれど、
良い子のポップコーンなら音がしない、
ふわふわふわ~~
よく 考えてあるなぁと思う、
音がしない食べ物がいいもんねぇ、映画館では。
でも、たま~にいる、
ポップコーンをジャリジャリジャリ~って、
アホみたいにバカ食いしてるヤツ!
「死ね!」と思ったね、この温厚なあたしでも。
しかし、あんなにも激しい殺意を抱いたのに、
そのときいったい何の映画を観ていたのか
さっぱり思い出せないって~ことは、
結局は大したものを観てないっちゅうーことやん。
音ぐらいで カリカリしなさんな、あたし。

だいいちポップコーンを食べながら、
気楽に観られるぐらいの映画が娯楽的でいい。
けど、どーも、この頃の あたしは
小難しいモノを観に行きたがる傾向にあり、
些細な食べ物の音や匂いが気になってしまう。
変なところが日本人気質やなぁ、
いんや、フランス人気質かなぁ~トレボーン♪

ところが、映画館で評判のポップコーンが、
近ごろは憎まれてしまう事態となってしまった。
人気ののシネコンが売り始めたキャラメル味のポップコーン、
あの匂いに あたしはムカムカしてしまう。
せっかくの無臭で良い子のポップコーンに、
わざわざ匂いなんかを付けやがって、しかも甘ったる~い香り、
あたしゃ頭が痛くなったことがあったさ、
この時の映画は覚えてるで、『シティ・オブ・ゴッド』!

キャラメル味、はんた~い!
と、ある日、友だちにキャラメル味の不満を打ち明けた。
すると友だちは、反対に「嬉しい」のだそう。
ええ~っ? なんで~って、あたしがきくと…
「アメリカの映画館では、あの甘い香りが漂ってて、
 アメリカで暮らした頃を思い出す」って。
そっか~匂いって思い出に直結してるものねぇ、
キャラメルの香りが、良き思い出を引き出してくれるなら、
映画館で故郷を思い出して涙するアメリカ人、多そう。
しかし、いいな いいなぁ~ いい思い出があって、
あたしなんて、ベルギーワッフルが流行ったとき、
空きっ腹に 焼立てワッフルの甘い香りがムカついて、
気分が悪くなったことを思い出してしまう、
だから、キャラメルの香りが憎いっ。
ではでは、あたしの良き思い出を引き出してくれる匂い、
それは いったい何かと考えてみると‥‥なんやろなぁ?
ソース味‥‥???? 関西人はソース味がお好き‥‥
あかん、東京の映画館でソース物を食べたりしたら、
おもいっきりドツかれそう。んん?
それは関西でも同じことか、
映画館でタコ焼き食べたりしたら、
ハリセンでしばかれるの、間違いなし。
大阪といえば‥‥
鼻血を流しながら映画を観てるオンナがいたら、
それは あっしの相方「下戸のでこ」じゃ。
ハリセンを常に携帯しておるから くれぐれも用心しつつ、
じっくり動きを監察したまえ。

●熱いお茶が好きな相方・でこのブログ