銀幕のスター |  ◆ R I N G O * H A N

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歌うパステル画家5*SEASON鈴御はんの蒼いブログショー

あたしの中の花形スター。
フランスの星、その名はヴァンサン・カッセルだ!


やっぱり思うのだよ、
情報がありすぎると、スター性に乏しく、
神秘性がなくなってしまうって。
あたしら庶民には手の届かないような、
遠い遠い遠いところにスターは居てくれないと!
たとえばヘンテコなCMで、ミョーなものを誉めたり、
お気に入りのお店や食べ物だとか、よき家庭人ぶりだとか、
プライベートがジャカスカ記事になって、
親近感をアピールされるたら、あたしゃ引くなぁ。
色恋沙汰などのスキャンダルは ちょびっとないと
「こいつぁ枯れてるのか?」と心配になるけど、
情報がどんどん速く、容易く、誰にでも手に入れば入るほど、
スター性は減っていく、と みんな感じてるはず、たぶん。
だからフランスという よその国で寝起きしてる
ヴァンヴァンは、あたしにとって唯一のスターであり神様。
情報が入ってくるには入ってくるけど、ほとんどの場合
それはフランス語のため、内容は想像するしかない。
ああ、まったくっ! あたしにゃ全然 手が届かんっ!
いっとくけど、あたしの手が短いせいではないでっ、
だいたい何を考えてるんだか わからーん!
「外人さんだから、しょうーがない」
って ひと括りで済ませているところもあるけど、
彼の動きは無気味で奇襲で、読めない。
出演する作品も玄人好みなものが多く、ひょっとしたら
「賢者を装った馬鹿なんじゃないか」と思うこともある。

そんなヴァンヴァン殿、来日も何度かなさっているけれど、
アメリカさんアクターのように
マスコミから追い立てられることもなく、
わりと地味な扱いである。(人気がないせい それが功を奏す)
まこと寂しいの、が、その寂しさがよいのだ。
冷たくされればされるほどスター性が増す、興味がわく、
この感覚は精神的Sがそうさせるのか~ぁあ損な女やぁ。
と、ここまで書いて思い出した。
3年ほど前かなぁ、ヴァンヴァンがヨメのモニカと共に、
何度目かの来日をはたされたときのこと。
あたしの家のすぐ近所の交差点で、
大声を張り上げ、夫婦で大げんかされていたんやとっ!
あ"ーぐやじーっ! その現場、目撃したかったっ!
ちょうど夫婦の危機が噂されてた時期だっただけに、
この あたしにも「ヴァンヴァン・タックル♪」
が出来るチャンスだったかも‥‥ではなく、
フランス語の生の口論って見てみたいやん、
しかも大スターさんふたりのリアルな やり取り‥‥
‥‥なんだなんだ、やっぱりあたしも
普通にヴァンヴァンの私生活に興味もってるのかぁ?
いけない、知り過ぎるのはキケン。「じれったさ」がないと、
追うのが楽しみではなくなる、いえ、そうなったとしても
殿が星のように銀幕の中で輝いてくれたらいい、
もう それは回り続けている太陽神であろうと思うのです。
そんなわけで、お亡くなりになって、
本当のお星さまになったスターさんは正真正銘の大スター、
古き良き映画を観ると、かなわんなぁと溜息が出る。

余談じゃ。ヴァンヴァンも、
日本のテレビCMに出てたことがあった!
HONDAの車のCMで、おサムライの格好で、
「キェーッ!ドワーッ!」って
刀を振ってた浪人風、似合ってたがなー。
いっそ、ヴァンヴァン主演でチャンバラ映画を、
どこのどなたか創ってくりゃさんせ。
んー日本人の監督ではない方がいいなぁ。
ウソ臭いファンタジー風のジュネ監督とか どうかいな。

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でこマニアのみなさまへ
インフルエンザで4日ほど寝込んでいた相方ですが、
ご安心ください。どうにか枕がとれたようでして。
さぁて~もうしばらくしたら、
たまりにたまったツッコミエナジーを噴火させるでしょう。
覚悟して待たれぃ! でこちゃんは歯をきちんと磨いてネ!

●今週はオヤシラズ退治のでこのブログ