おいしいココアの作り方というのを見ると、純ココアを鍋で炒って油分を出してから練ると混ざりやすく、炒ってから練ることで香りも出るらしいのですが、めんどくさい。鍋も洗わなくちゃですし。さらには、できたココアを茶こしでこす?目が詰まりそう。茶こしも洗わなくちゃですし。ココア自体糊化するので言うほどうまく濾せないと思う。

 

ココアは混ざりにくいのでダマになりやすい。そこへ豆乳(または牛乳)をベースにハチミツとかシナモンとか甘味とか、さらにこれは私オリジナルの方法で小さじ半分くらいの少量のオートミール(粉)を加える。これはもう全部混ざりにくいものばかりなので、いっそジューサーがわりに使ってるフードプロセッサーで強制的にまぜてしまう。それをカップに注いで電子レンジで温めればいい。鍋も使わない。

 

これだとフードプロセッサーにココアがこびりついて「もったいない」?

いいえ、そこに少量の水を入れてもう一度回してそれもカップに入れればほとんどむだがない。

フードプロセッサーはすぐに流水で洗えば簡単に洗い流せる。(時間がたつとこびりつくので注意)

 

電子レンジで温めるときは吹きこぼれに注意して、最初は40秒ぐらいから様子を見ながら最適な時間数を探る。(うちのカップちゃんは1分10秒ぐらいがベストタイムだった)

 

さらには、電子レンジに入れて温める前にバターを薄くスライスしたものを上に乗せる。バターが溶けて沈んだころがちょうどいい温度加減になる。

 

追記:材料をすべて入れてフードプロセッサーでまぜるのですが、ハチミツなどは温度が低いとまざらないので一旦材料をフードプロセッサーの容器ごと電子レンジで70度程度にあたためてから本体にセットして混ぜるときれいに溶けて混ざる。これならバターもそのときに一緒に入れればいい。ミキサーではなくフードプロセッサーではそれができるので便利。カップに注いでから今度はカップごと電子レンジで吹きこぼれないように温め直せばいい。(高温でフードプロセッサーにかけるのは危険)

 

イワタニ・クラシックミルサー

 

フードプロセッサーというよりミルサーというのでしょうか。私が使ってるのはもっと旧式のやつですが。

 

隠し味にオートミールを入れたことでほどよく糊化してまったりした味わいになる。ほかにもハチミツ、シナモンなど混ざりにくいものもしっかり混ざっていて飲み心地もなめらか。普通に混ぜただけだとカップの底に若干の澱が残るが、フードプロセッサーで強制的に混ぜているのでほとんど澱も残らない。時間がたつとヘドロ状にたまってくるけどスプーンでしゃくって食べるのも乙なもの。

 

何より、コクがあっておいしいし、手間もかからない。鍋も洗わなくていい。

 

 

茶こしで濾すとなめらかになるとプロの方がすすめてますが、私みたいにオートミールを隠し味で入れてたりすると糊化してしまっているので茶こしの網にココアが通らないし、何より茶こしにこびりついたココアが「もったいない」ですよね?(注意深い方ならお気づきでしょうが、これは写真を撮る前に一口飲んでますね?はい、すいません)

 

好みの問題ですし、さらっとしたココアが好きな人にはNGを出されるでしょうが、私はこのココアが大好きです。

 

一つ誤解を避けるために言うと、プロがつくるココアがだめと言ってるのではなく、それはうまいに決まってるし私もたまには真似してココアを炒るところからやってみたいとは思うのですが、忙しい毎日の中では大変だよねという話のつもりでした。

 

あとオートミールのレシピでyoutubeでオートミールにバナナをまぜてパンをつくるのをよくやってるけど、私はあれはあんまり好きじゃない。あれだとせっかくのバナナのおいしさが台無しになる。というか、バナナ、どこに消えましたか?(翻訳調ですがw)となって存在感がなくなる。

 

私なら、むしろ私流のココアを飲みながらバナナをむいて普通に食べる(笑)。バナナの香りと風味を楽しむにはこれが一番おいしい食べ方だと密かに思う。オートミールにバナナを入れるのは砂糖のかわりに甘さを補うという意味かもしれないけど、勘違いしないほうがいいのは果糖も砂糖も同じで甘さの免罪符でも何でもない。それに時間がたつと糸を引くようになる。実際に腐ってしまったのかバナナ由来のものかはわからないけど、半日放置しただけでネバネバ。私は気持ち悪いのでオートミールにバナナを入れて焼くのはやめた。入れるならりんごとかナッツ類を入れるほうがいい。何でバナナなんだ。

 

例えばですよ、古くなって黒いところもあってべちゃべちゃなバナナがあったら、オートミールにでも入れて一緒に焼いちまえばわかんねえよというノリの話ならわかる(笑)。それにしても焼いたらすぐ食べたほうがよさそう。あんまり日持ちはしないと思う。糸を引くパンなんて食べたくない。

 

ネバネバで思い出したけど、発酵っておもしろいよね。何か最近俄然興味が出てきて、自家製酵母とかつくりたくなってきた。ハチミツを4倍の水で薄めてドライイーストを入れて放置しておくだけでお酒になっちゃう。これやると犯罪者になるらしい。そんな変な法律をつくってるのは世界でも日本だけらしい。酒税と関係があるようだけど、時代錯誤も甚だしい。おかげでどぶろくとかいう民俗文化が失われて一部の酒造業者しかつくれなくなっている。この辺また書き出すと長くなるのでやめますが(笑)。

 

梅酒は何でオッケーなのかというと、あれははじめからアルコール20%のホワイトリカーで漬けるから新たにアルコールは発生しない。アルコールが20%以上あると酵母菌があっても死んでしまう。ほんとくだらない。じゃパン酵母を自作するのはいいのか。あれだってアルコールが発生するじゃないか。1%でも発生したらだめなんでしょ?でもあれはパンをつくる「過程」でアルコールが発生するだけで、パンに焼いてしまうと蒸発して消えてしまうからオッケーなんだそうな。コントか何かですかね。笑いを取ろうとしてます?

 

その後、何度か試行錯誤してココアが容器にこびりつかない方法を参考までに書いておきます。

 

牛乳をココアとして飲みたい量をプロセッサーのガラス容器に入れる。

そこへココア、お好みでバター、砂糖、はちみつなどの甘味料を牛乳の上に浮かべるように入れる。

このとき、さじなどでかき混ぜない。さじにココア等がべっとりこびりつくだけでいいことない。

そのままの状態で電子レンジで40秒ほど温める。(熱くし過ぎないように注意)

温めたらフードプロセッサーにセットして十数秒回す。

それをカップに注いで、プロセッサーの容器に少量の水(10ccぐらい)を入れてもう一度回す。

回したものもカップに入れて、もう一度電子レンジで40~50秒ほどカップごと温める。(吹きこぼれに注意)最適な秒数がわかったらタイマーをかけてやったほうがいい。

その間にフードプロセッサーの容器を水洗いして水分を拭き取って組み立てて定位置に片付ける(1分とかからない)

温め終わったココアをレンジから取り出した時点でもう片付けも終わっている。

あとはさじでよくかき混ぜる(まあほとんど混ざってるけど)。飲み終わったらさじとカップを水につける。あるいはすぐ洗って片付ければココアを飲んだという証拠の隠滅を謀ることができるw。