コラム2 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

works014様、コメントありがとうございます。

コメントをいただいととおり、フレームのアキを設定し、作成後にフィットさせるという方法が正解でしょう。これならばわかりやすく、作りやすく、直しやすい。

前回書き忘れましたが、罫線は1mmです。

まずフレームの「線の位置」は3種類ありますが、どれをとっても数値では罫線を含めた大きさになり、整列時もそれを基準にします。手動で移動するときに外枠もフレームワクもガイドにスナップするという違いがあります。
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Illustratorのようにフレームの大きさを基準に線幅を増幅する感覚とはちょっと違うので注意しましょう。
途中で「線の位置」を変えるとけっこう面倒です

次にテキストフレーム設定ですが、InDesignではマージンを天地左右を独立して設定できます。
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フレーム内のアキは罫線を差し引きますので、罫線からのアキを4ミリにする場合はそのまま4mmと入力します。罫の外側から4mmなら罫線が1mmなので3mmとなります。

ここは罫線の内側からなので、見本の数値通り天地左右を入力します。
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もういちど見本を置いておきます。

次にテキストですが、見出しと本文の間のアキを3mmとしています。

見出しが絶対に1行であれば行送りを3mmあくようにしてもよいのですが、今回は2行以上になる場合もあります。

このようなものを組む際は大抵テキストがあり、流し込んでスタイルを当てることが多いと思います。

1行目と2行目の送りを変えたりすると流し込むたびに設定をかえることになります。

ここは「段落後のアキ」を設定します。ここに数値を入れれば次の段落とのアキを設定できます。しかし3mmとは入れません。

もともと、16Qの20Hで差し引き1mmのアキがあるので、2mmと入れれば合計で3mmのアキになるのです。
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これでテキストを見出しと本文をまとめてコピペして、スタイルを当てればテキスト設定は完了です。

最後にテキストフレームをフィットさせれば、天地左右のアキを保ったフレームのできあがりです。

今日は時間切れ。でもまだまだつづく。