コラム1 | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

久しぶりの更新になりますが、しばらくはスローペースでいくことになりそうです。

その前に、DTP Booster 010(Tokyo/100119)はとっても気になります。時間が合えばぜひとも参加したいところですが…。

DTP Booster 009(Tokyo/100119)(2010年1月19日、アップルストア銀座で開催)



さて、さっそく本題に。

書籍では本文とは別体裁の、いわゆる「コラム」があります。
カコミで区切って本文に割って入るタイプの物も多く、文字数によってカコミは伸縮します。

この「文字数によって伸縮する」というところが曲者です。

ちょっとインチキくさいですが、こんな感じのコラムがあるとします。
(※リンクするものは作り方から変える必要があるので、今回はページをまたがず最大で1ぺージとします。)
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天地はなりゆきで。

このようなものを作る場合、考え方ひとつで作成と修正の手間が大きく変わってきます。

一冊の本の中でどれだけ出てくるかはわかりませんが、効率よく作業できる環境を整えるのにこしたことはありません。

デザイン的にはとても単純ですが、見出しが20H(5mm)、本文が18H(4.5mm)増減するので数値で設定するのはけっこう面倒です。かといって予め複数のカコミを用意するのはよい方法とはいえません。

ひと昔前はIllustratorで丸ごと作って配置したり、フレームと文字を別に作っていました(フレーム内の天地アキが左右アキよりも広いためインデントで制御できない)が、配置してしまうと文字検索にかからなくなり、開く、保存、更新の手間と時間もふえます。

またテキストの修正はIllustratorよりもInDesignの方が便利なので、明確な意図がないかぎりIllustratorで作る必要性は低いと思われます。

フレームを別にすると移動時に置き忘れたり、伸縮時に複数の数値を入力しなければならなくなります。

このようなものは単一のフレームで作るようにすれば、上記のデメリットをすべてクリアできます。

と、実際の作例は次回へ(すみません)。