78.穀雨(こくう)/[本]薬屋のひとりごと | 季節と本と漢方と

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漢方薬をきっかけに中医学の世界を知ることになった薬剤師です。二十四節気を目安に月に2回の頻度で本を中心に印象に残ったものの感想を記録しています。

穀雨(2024.4.19~5.4)

 今年はすでに初夏を感じさせる暑さの日もでてきていますね。

 

薬屋のひとりごと 

日向夏(著) ヒーロー文庫

 

漫画化、アニメ化などもされ、薬や処方箋関連の広報にも公式に活用されるほどの人気の作品です。

主人公(猫猫)が持ち前の好奇心と薬や植物に対する知識で宮廷内の謎を解いていくお話です。


猫猫の好奇心は少し度が過ぎていますが、薬房に行った時や貴重品である冬虫夏草ら牛黄などをみた時のテンションの上がり方、とにかく色々と味見したり、自身で試してみたりすることはわりと漢方好きにはありそうだなぁと感じることもちらほら。


私が読んだのはまだ小説の一巻のみですが、だいぶ続く大作のようなので読み進めていくのが楽しみです。