絶対領域といっても、萌え系の話ではない。
心の話だ。
権力や何かしらの強制力で人を動かすことはできる。
しかし自発的に動いた人とのエネルギーの差は大きい。
人の心こそ、なんぴとたりとも犯すことのできないその人自身の絶対領域なのである。
どんな自由でも保障されている。
心の持ち主の自由なのだ。
悪い事も良い事も。
環境や人間関係がどうであれ、その自由を知っているものは強い。
雪がしんしんと降りつもる夜。あまり雪の降らない地域ではなぜか嬉しく感じる人もいるのではないだろうか?
静寂に包まれ、ほのかにひかる雪景色。
綺麗な非日常は自分を見つめなおす一つの時間であると思う。
海風に吹かれ、波の音を聞いている時。
誰にでも公平に遍く平等に光を与える太陽。
その太陽の光を受け夜の闇を照らしてくれる柔らかな光の主である月。
せつなせつなにその形を変えていく雲。
春先の柔らかな感じの風がほほをそっとなでてくれる瞬間。
自己の存在が存在しているだけで幸福感を思い出すことのできるきかっけはどこにでもある。
気がつくか、気がつかないかの差があるだけだ。
不平不満。人のせい・物のせいにするのは簡単だ。
でもきっと永遠に満たされない気持ちで不安と恐れから逃げることはできない。
自分の自由になる心の存在を意識すれば、どうでもいいことのほうが多いのかもしれない。