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第144回直木賞受賞作ぴかぴか(新しい)

直木賞って、こういう作品ばっか受賞するよね、もうこういう作品マンネリじゃねwって思った(^^)


道尾ファンは、「起こる事件がありきたりで想定外(笑)」みたいな感じなのだろうが、ミステリーじゃあるまいし(笑)、内容の突飛さ自体は別にどうでもいい


ただ、この作品が「微妙」となる理由を一言で言えば「そもそも、こういうあらすじ自体が、所詮ノスタルジー小説に終わりやすい」から。


ノスタルジー小説ってのは同じような出来事を持つ人間にとっては「自分の人生を見つめ返す小説」になるのだが、そうでない人間にとっては、「ただの昔話小説」になりやすい。


個人的には、こういう過去がない訳じゃないし、当時の自分を少し見つめ返すことにもなったが、いかんせん最後が物足りない。

純子と慎一の親子対話がほしい。

子どもの心情や行動に焦点をあてているのだから、必要ないと言う人もいるのかもしれないが、それこそ本書が「ノスタルジー小説」の域以上の何物でもない証左ではないかと反論したい。
ジョンソンにしてみれば蛇はもう死んだ。尻尾だけがくねくねと動いているのだ

ついに書きました、下巻うれしい顔手(チョキ)

というより、期待されてなくても書きますけどあっかんべー(笑)

という訳で後半戦ぴかぴか(新しい)

まず結果から言うと、ジョンソンさんはクラビスさんに会社を賭けたビットで敗れますほっとした顔

でもジョンソンさん、常に冷静、というより後半はビットに競り敗けてほしいとさえ思ってますほっとした顔

なぜなら、自分が勝っても会社が借金だらけでどう経営してもヤバいし、最初に要求したべらぼうな報酬をもらえないからわーい(嬉しい顔)(笑)

でも、どうみても強欲すぎるジョンソンさんが言うセリフがカッコよかったりp(^^)qハート

という訳で後半の語録ですぴかぴか(新しい)





訴訟の恐れが絡むと、最高の友情さえ損なわれるのは世の常というものだ

「委員会は私に反対なんじゃない自分自身に賛成なんだよ。これが大変な違いなのさ」



「君たち、今さら何だね。我々はすばらしいチームだった。立派な仕事をしたじゃないか。過ちがあったとすれば、それは私だ。」

「確かにつらいものだな。まさに君が言った通りだよ。それでも、あの時と同じことを私は言うだろうね。ほかに何ができたろうか?株主にとっては最高のことだったやってよかったんだ。」


「どちらが勝ったんですか?」記者たちが口々に叫んだ。
「株主だよ」間髪を入れずにロス・ジョンソンは答えた。





でも、ジョンソンカッコいいだけでは終わらないように、ちゃんと最後のあとがきで、著者はこのように述べていますほっとした顔ぴかぴか(新しい)




この連中はなぜ、コンピューターから生まれるものをこうも大切にして、工場から生まれるものはこうもないがしろにしたのか?

なぜ彼らは、築き上げるのではなく、破壊することにこうまで熱心だったのか?



そして最後に――こうしたすべては、ビジネスをすることとどんな関係があると言うのか?




どういう仕事をするべきなのか

…うん、難しい話だよねほっとした顔ぴかぴか(新しい)

でもきっとこういう決断をもうすぐ下さないといけないねほっとした顔
M&A人種は三組の“タマ”を持っている。忠誠の一、二、三はもっぱら自分用。忠誠の四と五は取引仲間のため。忠誠の六あたりがお客用というわけだ

お金は紙キレで、紙キレはお金である。ここの連中は相手に嘘をつくことで二五00万ドルも懐に収める。



風邪治るとともに、さっそくタバコと読書活動に没頭する私(^^)ハート

今日はゼミの分野、マネーゲームに出てくる悪党ちゃんたちのお話

タイトルの『ナビスコ』は『オレオ』が有名なアメリカのお菓子会社で、そこで起こった買収事件が元になっています電球

ちなみにプチ自慢うれしい顔

この本大学の図書館で借りたんですけど








最初に借りたの他ならぬシリウスさんでー(長音記号2)うれしい顔手(チョキ)

イェイ、一番乗りウインクハート(笑

さ、それはともかく今回の主人公は、ナビスコの社長さんロス・ジョンソンさんぴかぴか(新しい)

とにかくがめついし、豪遊し放題の社長ぴかぴか(新しい)

でもやっぱり権力闘争めちゃ強い

元々ただの二流会社の社員さんだったのにいつの間にかナビスコの社長さんになった凄い人ぴかぴか(新しい)

で、話は、この人が『うちの株下がりすぎじゃね』って考えるところから始まりますぴかぴか(新しい)

この人とにかく悪党だけど、セリフがかなりカッコいいほっとした顔電球

じゃあ、さっそくうんちくはさておいてジョンソンさんのセリフにいきまー(長音記号2)目がハートハート

「ロス、あんたは腐ったろくでなしだよ。」
「君は私を知る数少ない一人だ」

「犬を飼ったのに、自分のために吠えさせなくてどうする?」

「常に何かを考えている、何かをやっている、常に自分を広げている。さもないと、この世は退屈だ自分でぞくぞくするものを創っていかなければ……」

さあ、パーティーをやろうぜ。粋で、洗練されたパーティーをさ

赤ん坊というやつは夜にしか生まれないものさ

創造的な金遣いのできる男が欲しい。

「時の砂の中に数百万ドルが消えていくんだ」

「私は大学チームが欲しいんだ。二軍チームではない。」

「つまらん連中に、やれリムジンに乗れとか、乗るななどと命令されるのはごめんだ。みみっちいことだ。頭をわずらわすべきことは、私が売ろうと思っているタバコの値段とか、資産の売却価格についてだ。私は大きな問題を協議したい。」


一方、この人のライバルが、ヘンリー・クラビスさん電球

この人は世界最大LBOファンドのトップの方ハート

LBO…とりあえず、買収でいいよね、説明ハート(笑

学生ちゃんだから勘弁してくだちゃい(o^^o)ハート

しかも説明できても紙面と私の文章力はヘタレなのだ猫ハート


でこのクラビスさんがジョンソンさんのLBOに待ったをかけますハート


以下はクラビスさんのセリフうれしい顔ハート

「君は間違いを犯そうとしている。あんたは我々を甘く見ている」

コーエンは過去に一度か二度ぐらいしか買収経験がないはすだ。だがコーエン本人は実力でやっていると思っているようだ。

いい気なものだ、だがな、少年投資銀行家さん、とクラビスは思うあんたはじきほえ面をかくことになる

「我々は泥田を突っ切っても進むということだ。何があろうと止まらないし、捕虜を取る気もさらさらない」

「我々は自分が敬愛するビジネスを傷つけるようなことはしない」



最後はその他の人のカッコいいセリフからうれしい顔ハート

「昨夜の俺たちは輝いていた」
「それが一夜にしてそろって間抜けのアホだ」

「我々は社交上の友人なんだ、テッド」
「彼らを社交的に知っているだけだ」

「何もしないということだが、その意味は、そこに何もなければ私は何もやらないということだ」





やっぱり暇だよシリウス氏(^^)ハート

あー、誰かシリウスを買収してくださー(長音記号2)い\(^O^)/ハート