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1 フォロー講義
商法・会社法は、行政書士試験の試験科目の中では配点が低く、どうしても、後手後手にな
りがちな科目ではないかと思います。
確かに、例年、出口調査による商法の得点率は、例年、40%前後、昨年は、20%台で、他の
科目に比べると極端に低くなっています。
しかし、問題レベルは、
数年前から得点しやすい基本的な問題が多くなっていますので、行政法や民法の択一式で、
さらなる得点を上積みしていくよりも、商法・会社法で得点していった方が、費用対効果が
高いのも事実です。
やはり、時間対効果(タイパ)を考えて、得点しやすい科目・分野から得点を取っていくの
が、試験対策として、重要になってきます。
受講生の皆さんも、
今後、商法・会社法を復習する時間を、どこかできちんと取って、商法・会社法できちんと
得点することができる学習計画を立ててほしいと思います。
さすがに、
昨年の商法の得点率があまりにも低すぎるので、今年は、もう少し得点しやすい問題を作っ
てくるかもしれませんね。
2 学習のポイント
① 設立(2)
まずは、基礎から学べる会社法p40、総整理ノートp15以下で、機関の具備について、知識を
整理しておいてください。
令和5年は、
この機関の具備(設立時取締役)から出題されています。
次に、基礎から学べる会社法p49、総整理ノートp22以下、パワーポイント(設立⑤)で、
設立無効の訴えについて、要件と効果の視点から、知識を整理しておいてください。
会社の組織に関する訴えについては、最終的には、総整理ノートp23の図表で、知識を整理
しておいてください。
令和6年は、
この会社の組織に関する訴えの総合問題(図表問題)が出題されています。
最後に、基礎から学べる会社法p52、総整理ノートp21以下で、発起人等の責任について、
知識を整理しておいてください。
知識を整理するときには、いきなり細かい知識をアタマに入れるのではなく、まずは、大き
な項目を意識しながら、アタマの中にフレームワークを作っていくことが重要です。
森から木、木から枝、枝から葉へ
発起人等が負う損害賠償責任については、①会社に対する責任と、②第三者に対する責任が
あります。
この点は、役員等が負う責任と共通していますので、次回以降学習する役員等の責任とリン
クしながら、知識を整理してみてください。
会社法の学習をする際には、
制度と制度をヨコに比較すると、効率的に学習することができるテーマが数多くあります。
重要なテーマについては、総整理ノートに図表を入れてありますので、比較の「視点」から、
知識を整理してみてください。
令和7年は、
発起人に関する総合問題が出題されています。
最近の設立からの出題は、ひとつのテーマを深堀したり、総合的に問う問題が多くなって
いますね。
② 株式(1)
まずは、基礎から学べる会社法p55以下、総整理ノートp25以下、パワーポイント(株式①)で、株主の権利について、全体構造を掴みながら、きちんと類型化できるようにしておいて
ください。
行政書士試験の過去問を分析してみると、
①株式買取請求権(平成19年度)
②株主等の閲覧権(平成20年度)
③株主の行使しうる権利(平成22年度、24年度、令和
元年、6年)など、
株主の権利についての問題が頻出していることがよくわかります。
法律の勉強は、会社法に限らず、制度と制度をクロスリファレンスしながら、立体的に学習
していくことが大切です。
次に、基礎から学べる会社法p59、総整理ノートp29以下で、株式の内容と種類について、
どのような内容の株式があるのか、項目をきちんとアタマに入れておいてください。
令和5年は、
このテーマから項目レベルの問題が出題されています。
講義中にご紹介した、トヨタ自動車のAA種類株式のように、種類株式の発行については、会
社側の資金調達・株主政策と株主側の投資目的に応じた多様なニーズが見えてこないと、内
容については、理解しずらい分野ではないかと思います。
③ 株式(2)
まずは、基礎から学べる会社法p74、パワーポイント(株式⑦⑧)で、株式譲渡自由の原則
について、株式会社の特質から、きちんと説明できるように「理解」してみてください。
会社法は、具体的にイメージすることができなくても、ロジックで追っておいけば、「理解」
することができるようになるかもしれませんね。
次に、基礎から学べる会社法p79、総整理ノート38以下、パワーポイント(株式⑥)で、
定款による譲渡制限について、知識を整理しておいてください。
本試験では、
権限分配に関する問題が頻出していますので、パワーポイント(会社の意義⑧⑨)の視点を、
もう一度確認しておいてください。
権限分配の「視点」
このように、会社法を理解して、本試験で得点していくためにも、権限分配の「視点」は、
重要になってくると思います。
次回の講義冒頭で、過去問を検討していきますので、該当問題を検討しておいてください。
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