【復習ブログ】2021☆合格スタンダード講座 憲法 UNIT11~20(目的→手段フレームワーク | リーダーズ式 合格コーチ 2026

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「アタマ」と「こころ」を元気にする経営を科学する!リーダーズ総合事務所・リーダーズ総合研究所代表(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士・産業カウンセラー・キャリアカウンセラー・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種・FP)コンセプトは人と人の「つながり」

 

 

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1 フォロー講義 

 

憲法の「特質」として、次の3つがあります。 

 

①自由の基礎法 

②授権規範・制限規範 

③最高法規性 

 

憲法は、国家権力に一定の権限を授けると同時に、国家権力を制限することによって国民の権利・

自由を保障する特質を有しています。 

 

国家権力を制限して、国民の権利・自由を保障するために、憲法は、国家権力を、立法権・行政権・

司法権に分立し、互いに抑制・均衡をさせています。 

 

過去の歴史を眺めると、いつの世でも、人権侵害の最たるものは、不当な逮捕・監禁・刑罰権の行

使や高額な課税など、行政権による人権侵害です。 

 

そこで、統治システムにおいては、国民の権利・自由を保障するため、行政権に対する民主的コント

ロールという「視点」が重要になってきます。 

 

憲法は、国民の権利・自由を保障するための仕組みとして、立法権・行政権・司法権という統治手段

を規定しています。 

 

人権保障(目的)→統治(手段) 

 

一方、行政法は、上記憲法の定める基本的価値を具体化するために、特に、行政権に対する民主

的コントロールという「視点」に焦点を当てています。 

 

行政権に対する民主的コントロールという「視点」で最も重要な原則は、行政権の行使を、国民の代

表者である国会の制定する法律に基づかせることです。 

 

法律に基づく行政の原理 

 

このように、憲法と行政法は、国民の権利・自由を保障するため(「目的」)に、国家権力をどのように

コントロールしていくのかという「手段」について考えていくという点で共通しています。 

 

目的→手段のフレームワーク 

 

受講生の皆さんも、憲法と行政法を全く別の科目としてとらえるのではなく、目指す目的(人権保障)

は同じであるという認識で、講義を聞いてほしいと思います。 

 

2 復習のポイント 

 

① 法の下の平等(2) Unit11 

 

まずは、テキストp55の国籍法違憲訴訟について、①目的→手段のフレームワークと②時の経過

論を使って、判例のロジックをよく理解しておいてください。 

 

≪14条の判例分析のフレームワーク≫

 

①目的→手段フレームワーク

②時の経過論

 

判例は、「事柄の性質」に着目して判断していますので、本判例の「事柄の性質」をよく理解しておい

てください。 

 

「事柄の性質」

 

次に、テキストp58の女性の再婚禁止規定一部違憲判決について、14条とともに、婚姻をする自

由(憲法24条1項)に対する制約の視点から、判例のロジックをよく理解しておいてください。 

 

キーワードは、「直接的な制約」ですね。

 

本判例は、旧民法733条1項が、婚姻に対する「直接的な制約」であるという「事柄の性質」を、違

憲判断を導く要因としています。 

 

② 参政権 Unit12 

 

まずは、テキストp65の衆議院議員定数不均衡訴訟について、ポイントに書かれている、3つのフレ

ームワークに沿って、もう一度、判例のロジックをよく理解してみてください。 

 

判例のロジックがよく理解できていれば、p70の図表の違憲と違憲状態の違いがよくわかると思い

ます。 

 

次に、テキストp70で、参議院議員定数不均衡について、衆議院議員定数不均衡訴訟との比較の

視点から、判例を理解しておいてください。 

 

判例と判例の比較 

 

最後に、テキストp72で、被選挙権の憲法上の位置づけについて、知識を整理しておいてください。 

 

③ 思想・良心の自由 Unit13 

 

まずは、テキストp75の君が代ピアノ伴奏拒否事件について、三段階審査のフレームワークを使って、

判例のロジックをよく理解してみてください。 

 

次に、テキストp76の国歌起立斉唱拒否事件について、三段階審査のフレームワークを使って、判

例のロジックをよく理解してみてください。 

 

最後に、2つの判例を、三段階審査のフレームワークを使って、比較しながら、両者のロジックの違い

を、もう一度、確認しておいてください。 

キーワードは、「間接的な制約」ですね! 

 

2つの判例は、本試験では未出題の判例ですので、要注意です。 

 

④ 信教の自由・政教分離 Unit14・15 

 

まずは、テキストp79の剣道実技拒否事件について、これまでの判例とは異なる判断枠組み使って、

判断していることを理解しておいてください。

 

この剣道実技拒否事件の判断枠組みである、判断過程審査は、行政法では、頻出している重要テ

ーマですので、行政法の講義の中で詳しくお話していきます。 

 

このように、同じ判例が、憲法では、信教の自由の判例として、行政法では、行政裁量の判例として、

登場します。 

 

なお、憲法と行政法では、同じ判例が「視点」を変えて、至るとこで登場します。 

 

例えば、 

 

①マクリーン事件は、 

 

憲法なら外国人の「憲法上の権利」、 

行政法なら行政裁量 

 

②猿払事件は、 

 

憲法なら公務員の政治活動の自由、 

行政法なら委任命令 

 

③津地鎮祭事件は、 

 

憲法なら政教分離、 

行政法なら客観訴訟(民衆訴訟) 

 

第二に、テキストp81のオウム真理教解散命令事件について、三段階審査のフレームワークを使っ

て、判例のロジックをよく理解してみてください。

 

ここでも、キーワードは、「間接的・事実上」の制約ですね! 

 

第三に、テキストp84の津地鎮祭事件について、目的・効果基準に着目しながら、判例をよく理解し

てみてください。 

 

この後出てくる政教分離に関する判例は、この目的・効果基準を使って、政教分離違反となるかを

判断していますので、まずは、リーディングケースをよく理解してほしいと思います。 

 

第四に、テキストp87の愛媛玉串訴訟について、目的・効果基準を使って、違憲判断を下した判例

であることを、もう一度、確認しておいてください。 

 

第五に、テキストp88の空知太神社事件について、目的・効果基準を使わないで、違憲判断を下し

た判例であることを、もう一度、確認しておいてください。 

 

⑤ 表現の自由(1)Unit17~20 

 

まずは、テキストp94で、表現の自由の保障根拠である、①自己実現の価値と②自己統治の価値

と、2つの判例をリンクさせて、三段階審査のフレームワークの保護範囲の視点から、問題となって

いる自由の要保護性について、判例の保障の程度をよく整理しておいてください。 

表現の自由は、

 

択一式では、あまり出題がありませんが、何回も繰り返し出題されているのが、この保護範囲に関

する判例の知識です。 

 

第二に、テキストp99で、事前抑制と検閲の関係を理解した上で、札幌税関事件と教科書検定事件

の判例のロジックをよく理解しておいてください。 

 

教科書検定事件については、令和元年の試験で、判例のロジックをきちんと理解しているかどうか

を問う問題が出題されていますので、もう一度、過去問を検討しておいてください。 

 

第三に、テキストp104で、内容規制・内容中立規制二分論について、三段階審査のフレームワー

クの制約と正当化の視点から、両者の違いをよく理解しておいてください。 

 

内容規制と内容中立規制については、

 

平成2年度の本試験で出題されていますので、両者の違いを、問題41を使って、よく理解しておいて

ください。

 

第四に、テキストp113で、内容中立規制に関する2つの判例(吉祥寺駅構内ビラ配布事件と立川

反戦ビラ事件)について、表現の自由と財産権・管理権の優劣の視点から、判例のロジックを、よく

理解してみてください。 

 

伊藤正己裁判官のパブリックフォーラム論は、過去問にも出題されて

いますので、もう一度、判旨を読んでおいてください。 

 

講義の最後に、一昨年問題となった「あいちトリエンナーレ」について、規制・給付二元論の視点から

余談としてお話しをしていきましたので、本件が、憲法21条が保障する表現の自由の問題とはなら

ないことを、ざっくりと理解しておいてください。 

 

今起きていることを、憲法の視点から考えてみるのが、実は、一番憲法の勉強になるのかもしれま

せんね。

 

なお、憲法判例の分析の方法論については、

 

今年実施しました、以下の無料公開講座の動画も、是非、参考にしてみてください。

 

 

~お知らせ~

 

皆さんも、ご存知のように、

 

昨年の憲法は、過去問の知識だけで得点することができた問題が1問もありませんでしたので、過去問

を何回も繰り返し解くのではなく、過去問未出題判例も含めて、憲法の判例を基本から理解していった方が、効率よく得点できるのではないかと思います。

 

そこで、6月5日~、憲法☆重要判例分析講義(9時間)の配信を開始いたします。

 

≪憲法☆重要判例分析講義≫

 

最近の行政書士試験の憲法は、判例の結論だけでなく、その判旨に踏み込む理論的な問題が出題さ

れています。

 

どの条文の、何が問題になっているのか、それに対して裁判所は、どのような理由をもって結論を出し

たのか、同じテーマの複数の判例をグルーピングしたり、比較することで、判例の共通項がみえてくる

はずです。

 

 

そこで、本講座では、『憲法判例50!(START UPシリーズ)第2版』を活用し、基本的な分析手法に則

り、本試験で得点することができる憲法判例の『理解』を目指していきます。

 

講師:山田斉明

時間:9時間

配信開始:6月5日

 

≪使用教材≫

 

・『憲法判例50!(START UPシリーズ)第2版』(有斐閣)(各自購入)

・パワーポイントスライド集(無料配布)

・セレクト過去問集(無料配布)

・六法(各自持参)

 

憲法☆重要判例分析講義の詳細

 

 

 

 

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