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1 フォロー講義
合格スタンダードテキストは、基本的には、①事例、②意義、③趣旨、④要件、⑤効果というフレー
ムワークで、テキストを執筆しています。
判例は、各要件・効果ごとに、関連するものを入れてあります。
最近の本試験は、民法は、圧倒的に判例の知識を問う問題が多いですので、合格スタンダードテ
キストにも、かなり多くの判例を入れてあります。
さて、講義の中でもお話しているように、民法を基本からきちんと「理解」するためには、各制度の
制度趣旨を「理解」していくことが大切です。
制度趣旨の理解
復習をするときには、静的安全と動的安全の調和の視点から、各制度の趣旨を理解してみてくだ
さい。
もし、この制度がなかったらどうなるのか?
というのが、制度趣旨を考えるときのポイントになってきます。
2 復習のポイント
① 代理(3)
まずは、テキストp63の図解で、表見代理がどのような制度であるのか、その制度趣旨を理解して
みてください。
いつも講義の中でお話している、静的安全と動的安全の調和の視点が、だんだんと理解すること
ができるようになると、民法の本質が見えてくるはずです。
次に、テキストp64以降の、109条・110条・112条の順に、表見代理が成立するめの要件論につい
て、重要判例の知識を整理しておいてください。
テキストp64の事例は、表見代理の問題の出題のツボを掴むための問題ですから、もう一度、要
件のあてはめの視点から問題を検討してみてください。
前回、テキストp36の代理人の権限濫用について、お話しするのを忘れていましたので、次回の
講義の冒頭でお話していきます。
代理人の権限濫用は、
問題文のキーワードに反応して、きちんとテーマ検索することができるかが勝負のテーマではな
いかと思います。
② 無効と取消し
まずは、テキストp67以下で、無効について、①無効原因(事由)、②主張権者、③主張期間につ
いて、知識を整理しておいてください。
次に、テキストp68以下で、取消しについて、①取消原因(事由)、②主張権者、③主張期間につ
いて、知識を整理しておいてください。
最後に、テキストp68の事例を検討しながら、追認と取消しの関係について、もう一度、理解してお
いてください。
テキストp70の無効と取消しの比較の図表は、この後も度々見ていきますので、なるべく早めに記
憶の作業を行ってみてください!
資格試験に短期間で合格するためには、記憶すべきことを、なるべく早めに記憶していく必要が
あります。
③ 時効(1)
まずは、テキストp76の事例で、時効の援用権者について、各人物の図解がきちんと書けるように
しておくと同時に、テキストp77の援用権者の図表で、○×が付くようにしておいてください。
保証人や連帯保証人は図解できるとしても、物上保証人や抵当不動産の第三取得者となると、
かなり怪しくなる方もいますので、まずは、図解の練習をしておいてください。
抵当権の第三取得者は、記述式でよく出題されています。
次に、テキストp78の図解で、時効中断と時効利益の放棄の位置づけを、もう一度、確認してみて
ください。
民法は、各制度が組み合わさって横断的に問われてきますので、まずは、ひとつひとつのテーマ
を縦割りで理解しておいてください。
なお、p79の判例は、行政書士試験では未出題判例ですので要注意
です。
この判例は、行政書士試験に既出題か未出題かは、講師であれば当然把握していますので、講
義中に、この判例は未出題重要判例で要注意です!と指摘した判例は、よく理解しておいてくだ
さい。
また、テキストp80の事例で、時効中断の事由について、事例の中で処理できるようにしておいて
ください。
最後に、テキストp82の事例で、取得時効の要件のあてはめが出来るように、もう一度、要件・効
果に関する知識を整理してみてください。
昨年は、要件⑤に関する事例問題が大問で出題されていますので、このテーマの出題は、択一
式では、しばらくお休みかもしれませんが・・・
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