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1 フォロー講義
行政法は、民法と異なり、学習量も少なく、本試験に出題されるテーマ・内容もパターン化する
のが容易な科目です。
したがって、全くの初学者の方であっても、短期間で合格ラインまで持っていくことが容易な科
目といえます。
このことは、行政書士試験に短期間で合格されいる方の多くは、行政法で高得点を取っている
ことからも、よくわかります。
行政法は、民法と異なり、過去問のストックがある程度ありますから、過去問を分析しながら、
各テーマで頻出している出題のツボを掴んでいく学習が最も効果的です。
①グルーピング
↓
②抽象化
↓
③構造化
講義の中でも、過去問を分析しながら、出題のツボを抽出していきますから、是非、この出題
のツボをテキストや総復習ノートにフィードバックしておいてください。
2 復習のポイント
① 行政立法(2)
まずは、テキストp22の図解で、法規命令の法的統制について、①委任する法律側の問題と、
②委任された命令側の問題とに区別をしてみてください。
次に、委任する命令側の問題について、猿払事件と堀越事件の判旨とともに、テキストp308
で、公務員の義務についても、知識を整理しておいてください。
行政法も、
民法と同様に、ひとつのテーマが他のテーマと密接にリンクしていますので、テキストの余白
に、関連ページをメモっておいてください。
最後に、委任された命令側の問題について、各判例を、法律→命令との関係を理解しながら、
結論をアタマの中に入れておいてください。
法規命令の統制については、平成26年に、重要判例が出題されていますので、しばらくは、お
休みかもしれません。
② 行政立法(3)
まずは、テキストp28の図解で、行政規則と法規命令の違いを、内部法と外部法の視点から
理解しておいてください。
行政規則と法規命令を図解化すると、両者は全く異なる規範のように見えますが、内部法の
外部法という現象が起きており、両者の区別は相対的なものになっています。
次に、テキストp29で、通達の処分性に関する2つの判例を、テキストp197以下の処分性と関
連させながら、その判旨を理解しておいてください。
特に、墓地埋葬法通達事件の判旨は、問題の選択肢としても使われますから、3つのポイント
をよく理解しておいてください。
講義の中でもお話したように、平成24年度の多肢選択肢の問題は、平成24年に出された最新
の判例が出題のネタとなっています。
行政法は、問題を作成している大学教授の関心が、そのまま問題に反映しやすい科目ですか
ら、テキストに掲載されている最新判例には要注意です。
最後に、テキストp30以下で、解釈基準と裁量基準について、用語の意味をよく押さえながら、
それぞれの問題点を理解しておいてください。
行政法総論は、講学上の概念や理論について問う問題が多いですので、定義は大切にしてほ
しいと思います。
③ 行政行為(1)
まずは、テキストp33以下で、行政行為の特質について、他の行政形式との違いに注意しなが
ら、よく理解してみてください。
講学上の概念である「行政行為」と、実定法上の概念である「処分」は、ほぼ一致しますが、こ
の後、行政事件訴訟法で、一致しないものを見ていきます。
次に、テキストp35以下で、行政行為の分類論について、大→中→小の順番で、各概念の顔と
名前が一致するようにしてみてください。
ここまで行政法を学習してきてわかるように、行政法は、民法と異なり、こういう概念がそのま
ま本試験に出題されます。
行政行為については、許可と特許の区別が特に重要になってきますので、その区別の実益を
きちんと理解しておいてください。
受講生の皆さんは、総復習ノートも上手に使いながら、概念をきちんと整理してみてください。
行政法で高得点を取るためには、こういう概念の顔と名前を早く一致させることが重要になって
きます!
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