人気blogランキングへ ← ポチッと1回クリックをお願いします。
1 フォロー講義
今回(第4回)から、本格的に民法の内容に入っていきました。
講義では、パーフェクト過去問集の問題を使って、各テーマについて、問題作成
者のキキタイコトをパターン化してお話していきます。
ゴール(本試験)からの発想!
受講生の皆さんは、 ただパーフェクト過去問集の問題を何回も繰り返し解いたり、
基本書を何回も繰り返し読むのではなく、そのテーマの問題が出題された場合、
①何を、②どのように記憶すれば得点できるのか?という視点から、総整理ノート
に知識の集約化を行ってほしいと思います。
復習の仕方は、 皆さんの到達度等に応じて様々かと多いますが、結局は、本試
験で得点が取れるように、知識を集約化しておけばいい訳です。
講義の中でもお話しているように、総整理ノートの項目は、基本的には、本試験
で出題される「大問」ごとに、記憶しておくべき条文・判例の知識を入れてあります。
知識を集約化するときも、この「大問」レベルを意識してみてください。
あとは、受講生の皆さんなりに、この総整理ノートを、「記憶」用のツールとして、
上手に使っていってほしいと思います。
2 復習のポイント
① 行為能力
まずは、パワーポイント(第4章権利の主体④)、入門からの民法p36以下で、制限
行為能力の制度趣旨について、もう一度、内容をよく理解してみてください。
制限行為能力者の保護とともに、ノーマライゼーションの観点が、今回の制限能力
者制度の改正において重要になってきます。
このように、淡路先生の「入門からの民法」には、各制度の制度趣旨がきちんと書
かれていますので、是非、こういう基本部分を再読して、各制度の「基本」を理解し
てみてください。
基本書フレームワーク講座で、
「理解」用ツールとして、各科目、大学教授の基本書を使用していく理由は、各制
度の制度趣旨や理由付けが、きちんと書かれているからです。
その意味で、法律を制度趣旨という基本から理解したい方には、大学教授の基本
書は、最適なツールといえます。
次に、総整理ノートp11以下で、各制度ごとに、原則→例外の視点から、制限行為
能力者の保護制度(静的安全の保護)について、知識を整理しておいてください。
取消しの効果として、制限行為能力者は現存利益のみ返還すれば足りますが、こ
の現存利益については、失踪宣告の取消しでも登場しますので、「取消しの効果」を
キーワードにして、知識を集約化しておいてください。
知識の集約化
最後に、パワーポイント(第4章権利の主体⑦)、入門からの民法p44以下、総整理
ノートp10以下で、制限行為能力者と取引をした相手方の保護(動的安全の保護)
について、知識を整理しておいてください。
民法は、静的安全の動的安全の調和の視点から、条文・判例の知識を集約化して
いくと、上手く知識が整理できると思います。
② 法人
まずは、総整理ノートp5で、法人の種類について、どのようなものがあるのかを、も
う一度、確認しておいてください。
次に、入門からの民法p58、総整理ノートp7、パーフェクト過去問集問題1で、権利
能力なき社団について、組合との比較から知識を整理しておいてください。
共同所有の諸形態については、共有と組合のところで再度確認していきます。
本試験では、パーフェクト過去問集問題1のように、制度と制度の比較問題や横断
的な知識を問う問題も出題されますので、再受験生の皆さんは、日頃から、比較の
視点や横断的な視点を持って勉強してみてください。
③ 物権総論
まずは、パワーポイント(第6章物権と所有権①)、基本書p69以下、総整理ノートp
62で、物権と債権の大きな違いを、きちんとイメージできるようにしておいてください。
民法は、
物権の世界と債権の世界しかありませんので、この2つの世界の世界観を「アタマ」
に入れておくことが、民法を学ぶ上での基本となってきます。
パーフェクト過去問集問題31は、物権と債権の2つの世界について問う良問ですの
で、今後の記述式の予想問題としても、再度、検討してみてください。
《民法の問題を解く思考プロセス》
① 生の主張
↓
② 法律構成
↓
③ 要件あてはめ
次に、パワーポイント((第6章物権と所有権③④)、基本書p71以下、総整理ノート
p65・87で、物権的請求権と占有訴権について、比較の視点から知識を整理してお
いてください。
最後に、入門からの民法p73のCase6-2の事案と判例のロジックを、もう一度、確認
しておいてください。
Case6-2の事案と判例は、本試験で未出題の判例ですので、要注意です。
人気blogランキングへ ← ポチッと1回クリックをお願いします。