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1 フォロー講義
前回までで、基本民法Ⅰの講義がほぼ終了しました。
大村基本民法Ⅰのはしがきにも書いてあるように、この部分は、抽象的で、民法を
始めて学ぶ方にとっては、取り組みにくいところです。
パンデクテン方式では、民法総則が最も抽象的な部分となります。
大村基本民法Ⅰは、以上のような認識のもとで、「体系」の提示に重点を置いて、制
度の根幹を十分に「理解」できるように書かれています。
復習の段階では、細部にこだわらずに、目次と項目を追いながら、全体を一読して
みてください!
基本書フレームワーク講座でも、静的安全と動的安全の調和(利益衡量)の「視点」
から、「骨太の講義」をしていきました。
このような基本民法Ⅰでの体系的「理解」は、 本試験問題で「未知の問題」が出題
されたときだけでなく、実務に就いて、クライアントから相談を受けるときにも威力を
発揮するのではないかと思います。
受講生の皆さんは、
今の時期は、細かい「葉」の知識を闇雲に「記憶」するのではなく、大きな「森」の部
分を、是非、体系的に「理解」してほしいと思います。
森から木、木から枝、枝から葉へ
次回からは、本格的に、基本民法Ⅱに入ります。 基本民法Ⅱは、民法の中でも最
も具体的で、かつ、取り組みやすいと思いますので、スピーディに講義を進めてい
こうと思います。
2 復習のポイント
① 不動産物権変動(3)
まずは、.パワーポイント「UNIT16/17-⑦」、総整理ノートp72で、「時効取得と登記」
について、判例の5つのテーゼを「理解」してみてください。
次に、講義中に引いていった相続に関連する重要条文を、もう一度、判例六法で確
認してみてください。
882条→887条→889条→890条→900条→896条→898条→906条→909
条→915条→939条
最後に、パワーポイント「UNIT16/17-⑧」以下、総整理ノートp74で、相続と登記に
ついて、4つのケースに「類型化」して、判例のロジックと結論を、しっかりと「理解」
しておいてください。
不動産物権変動と登記については、
最終的には、パワーポイント「UNIT16/17-③」で、第三者が保護されるための要件
(主観と登記)をきちんと記憶しておくことが重要です。
不動産物権変動と登記に関する問題は、 どの資格試験においても、ほぼ同じパタ
ーンの問題が出題されますので、是非とも出題パターンをマスターしておきたいテー
マです。
パーフェクト過去問集には、行政書士試験の他、司法試験、予備試験、司法書士試
験の過去問も入れておきましたので、是非とも、パターンを掴んでみてください。
こういう典型パターン問題は、
なるべく時間をかけずに、必ず正解したいところです。
② 動産物権変動
まずは、パワーポイント「UNIT18-②」、総整理ノートp76で、動産の対抗要件である
「引渡し」の4類型について、条文も参照しながら、知識を整理しておいてください。
次に、総整理ノートp77で、即時取得の「要件」を整理するとともに、パーフェクト過去
問集問題36・38を使って、もう一度、「要件」のあてはめの練習を行ってみてください。
民法は、要件のあてはめをさせる問題が多く出題されますので、重要なテーマに関
する「要件」は、早めに「記憶」する作業を行ってみてください。
この部分は、法的三段論法で言うところの大前提(いわば、公式)です。
大前提(ルール:要件・効果)←記憶力
↓
小前提(あてはめ)←現場対応力
↓
結論
民法は、この大前提をきちんと記憶していることを前提に、事実→要件のあてはめ
を、本試験の現場で行わせる問題が数多く出題されます。
最後に、パワーポイント「UNIT18-⑤」で、動産物権変動と不動産物権変動の相違
点を「比較」の視点から知識を整理してみてください。
また、不動産物権変動と動産物権変動のまとめとして、基本民法p263以下を再度
読んでみてください。
③ 物権的請求権
まずは、パワーポイント「UNIT19-②」、総整理ノートp64・83で、物権的請求権と占
有訴権の要件・効果について、知識を整理しておいてください。
次に、白紙に書いた他人物売買の事例で、物権的請求権の相手方となった場合の
主張・反論を、189条以下を参照しながらもう一度整理してみてください。
白紙に書いた事例は、他人物売買をベースにした事例で、「モノ」と「カネ」の視点か
ら、知識を整理できる優れモノだと思います。
典型問題のパターン化
他人物売買をベースにした事例は、行政書士試験を始め他資格試験でもよく出題
されていますので、パターンをよく整理しておいてください。
なお、YZ間、XY間で、どのような主張が問題となるかについては、基本民法Ⅱで詳
しくお話していきます。
次回は、基本民法Ⅱに入りますので、ライブ受講生の方は、忘れずにご持参ください!
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