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1 プラスα講義
講義の冒頭で、ご紹介した受験コーチの池田氏も、勉強で結果を出す最大のカギ
は「抽象化」であると、その著書の中で書かれています。
勉強したものと同じもの(過去問)しか解けないという落とし穴に気づく!
『やったことのあることはできる。やったことのないことはできない。初見の問題に
対して、めっぽう弱かったのです。しかし、試験というのは、当然ながら初見の問題
をたくさん出てきます。』
何が問題なのか。どうすればいいのか。
『私の出した結論は、「今目の前にある問題が解けることが大事なのではなく、
今目の前にある問題から、他の問題にも通用する原理原則を学ぶことが重要な
のだ」ということでした。
1つの具体的な問題を見るのではなく、そこから抽象的な原理原則に目を向ける。
つまり、1つの具体的な問題を「抽象化」することができれば、ありとあらゆるどんな
問題にも対応できる力が身につくということです』
(勉強の結果は机に向かう前に決まるp62より)
実は、この知識の抽象化の重要性については、代ゼミの大学受験英語の第一人
者である富田先生も、その著書の中で書かれています。
『教育の成功のカギは、どれだけ学習者の抽象化能力を高められるかにかかって
いると言ってもいい。抽象化とは「表面が違って見えるものの、中身に共通性を見
出す」ことだ。」
(試験という名の知的冒険p145)
基本書フレームワーク講座では、この知識の抽象化を、アウトプット→インプット一
体型講義を行いながら、実践していきます。
そのためには、どの問題集を勉強したとか、1日何問解いたか、そういうことは全
く関係のない世界です。
よく受験生の中に、過去問や問題集の正答率が100%になることを目標にしてい
る方もいますが、本試験では、全く同じ問題は、ほぼ出題されない訳ですから、そ
ういう勉強は、あまりにも費用対効果が悪い勉強といえます。
時間のない社会人の方であれば、やはり、もっと費用対効果のいい勉強をしてい
く必要あるのではないでしょうか。
要するに、試験に強い人というのは、どんな試験であれ、勉強法=「アタマ」の使
い方に、共通点=抽象化があるということです。
受講生の皆さんは、そういう「アタマ」の使い方のヒントを、講座の中から学びとっ
てほしいと思います。
2 3つのふり返り
① 贈与契約
まずは、総整理ノートp175以下で、贈与契約の要件と効果について、書面によら
ない贈与を中心にして、知識を集約化しておいてください。
書面によらない贈与については、講義中に書いたマトリクスで、撤回できる所を確
認しておいてください。
問題82、問題83、問題88 を並べてみると、贈与契約について、本試験で試験委
員がキキタイコトが見えてくるのではないでしょうか。
無償契約を学習する際には、有償契約との比較の「視点」が大切ですので、もう一
度、総整理ノートp 161の契約の分類を確認しておいてください。
森から木、木から枝、枝から葉へ
細かい「葉」の知識を数多く集めるよりも、大きな「森」の「視点」から知識をグルー
ピングしていった方が知識は整理しやすいはずです。
② 賃貸借契約(1)
まずは、パワーポイント(賃貸借契約①)で、賃貸借契約と使用貸借契約について、
比較の視点から、知識を整理しておいてください。
民法の場合、似たような制度が数多く登場しますが、細かな「葉」の違いを見る前
に、まずは、大きな「森」の違いを押さえるようにしてみてください。
森から木、木から枝、枝から葉へ
次に、パワーポイント(賃貸借契約②)、基本書p238・p247、総整理ノートp188で、
賃貸人及び賃借人が移転した場合の敷金返還義務の承継について、知識を整
理しておいてください。
民法は、事例の「類型化」がきちんと出来ないと、答えが逆になってしまうことが多
々ありますので、図解をしながら「類型化」の練習も行ってみてください。
最後に、総整理ノートp185以下で、賃貸人の義務と賃借人の義務について、本試
験で出題されているものを中心に知識を整理しておいてください。
また、上記と関連させて、
パワーポイント(賃貸借契約③)、総整理ノートp192で、賃貸借契約における不法
占拠者排除者パターンを、きちんと「アタマ」に入れておいてください。
賃貸借契約における不法占拠者排除者パターンは、本試験でも、問題91、問題
93で出題されている、パターン問題となっています。
③ 賃貸借契約(2)
まずは、パワーポイント(賃貸借契約④)、基本書p243で、賃貸人による賃貸目的
物の譲渡について、目的物が、動産の場合と不動産の場合に分けて、ロジックを
理解しておいてください。
また、上記と関連させて、
基本書p262、総整理ノートp192で、不動産賃借権の対抗力についても、知識を整
理しておいてください。
次に、パワーポイント(賃貸借契約⑤⑥)、総整理ノートp190で、適法な譲渡・転貸
の処理について、ABCの三者間で事案処理ができるようにしておいてください。
また、パワーポイント(賃貸借契約⑤⑦)、総整理ノートp191で、無断譲渡・転貸の
処理について、ABCの三者間で事案処理が出来るようにしておいてください。
最後に、パワーポイント(賃貸借契約⑧)、総整理ノートp187で、賃貸借契約の終
了について、特に、合意解除と債務不履行解除の相違点の視点から、知識を集
約化しておいてください。
合意解除と債務不履行解除の比較の視点は、本試験でも、問題89、問題90、問
題92で出題されているように、完全なパターン問題です。
基本書フレームワーク講座では、
アウトプット→インプット一体型講義で、知識を抽象化(パターン化)を図ることで、
問題作成者のキキタイコトを抽出し、もって出題予想をしていきます。
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