どうすれば問題が解けるようになるのか?(2) | リーダーズ式 合格コーチ 2024

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「アタマ」と「こころ」を元気にする経営を科学する!リーダーズ総合事務所・リーダーズ総合研究所代表(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士・産業カウンセラー・キャリアカウンセラー・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種・FP)コンセプトは人と人の「つながり」



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②「検索」


実は、問題を解くために必要な前提知識は「アタマ」の中に入っているにもかかわ

らず、問題が解けない場合もかなりあるはずです。


例えば、あとで解答を見て、「ああ!あの話のことね!」というようにわかる場合な

どです。


毎年、本試験の終了後、カウセリングを行っていますが、そのカウンセリングの際

に、受験生の皆さんに、本試験の問題冊子を持参してもらっています。


受験生の皆さんの問題冊子を見ると、その方がどのようなプロセスで問題を解い

ていったのかがよくわかります。


特に、その問題を解く際に気づかなければならない「キーワード」に、きちんとアン

ダーラインやマーキングが出来ているかを見るだけで、その方の成績がだいたい

分かってしまいます。


実は、「キーワード」というのは、その問題を解くために必要な前提知識を「アタマ」

の中から「検索」する際のインデックスになるものです。


その意味では、問題文中の「キーワード」に気づくかどうかが、問題を解くうえでも、

かなり重要な要因になってくると思います。



したがって、再受験生の勉強の中心は、 問題文中のこの「キーワード」を見たら、

この前提知識を「検索」していくという、自分なりの「検索」パターンを作っていくこ

とだと思います。


合格コーチがよく云っている、キーワード反射です。


例えば、平成25年度の問題7で、「傍聴人のメモ採取」と「取材の自由」という「キ

ーワード」を見て、どのような前提知識を「検索」することができたかです。


プログレゼミなどで、受講生の皆さんと双方向の講義をやっているとよくわかるの

は、知識がある受験生ほど、正解を導くのとは全く関係がない「キーワード」に反

応してしまい、全く違う前提知識を「検索」してしまう方が多いということです。


再受験生を対象にした山田式!では、


他資格セレクト過去問集の問題を検討していく際に、合格コーチが問題を解く際

のプロセスをOHCで映しながら、目で見えるようにお話していきますので、どの

「キーワード」に着目しているのかを、よく確認してみてください。


問題を解くプロセスの見える化☆


さて、ここまでお話してきて、勘のいい方なら、本当の「アウトプット」というものが

どういうものなのかが見えてきたのではないかと思います。


インプット=入力

アウトプット=出力


つまり、アウトプットというのは、文字通り、インプットした知識を外に出すこと=

「検索」することを意味します。


受験業界では、通常は、問題を「解く」ことがアウトプットと言われています。


しかし、本当は、問題を「解く」こと自体が重要なのではなく、問題を素材にして、

その問題を解くのに必要な前提知識をスムーズに「検索」することができるかが

重要なのです。


このようなアウトプット(出力)は、問題を解かなくてもすることができます。


例えば、即時取得の問題が本試験で出題される場合、平成17年度や平成23

年度の行政書士試験のように、即時取得の要件を事例に当てはめる問題がよ

く出題されます。


出題される事例は問題によって異なりますが、共通して問われている前提知識

は、即時取得の要件・効果及びそれに関連する判例知識です。


ということは、即時取得の問題が解けるようになるためには、まずは、即時取得

という「キーワー」ドを見て、即時取得の要件・効果及びそれに関連する判例知

識がパッと「アタマ」の中に出てくればいい訳です。(この後、適用(あてはめ)と

いう問題がありますが・・・)


逆に言えば、即時取得の問題が解けるようになるためには、即時取得の要件・

効果及びそれに関する判例知識(前提知識)が、きちんと作成→記憶されてい

る必要があるという訳ですが・・・


「キーワード」→前提知識の「検索」☆


この「キーワード」→前提知識の「検索」にも、一定のパターンがありますから、ま

ずは、この一定のパターンを「アタマ」に入れてしまうのが、問題を解けるようなる

近道です。


まさに、平成25年度の問題7ですね。


そうすれば、ただ過去問や問題集を何回も繰り返し解いたり、答練や模試などで

数多くの問題を解く必要はなくなります。


再受験生を対象にした山田式!では、


この「キーワード」→前提知識の「検索」パターンを伝授していきますので、受講

生の皆さんは、是非、このパターンをきちんと「アタマ」の中に入れてほしいと思

います。


例えば、留置権と同時履行の抗弁権という「キーワード」を見たときに、どのよう

な前提知識を「検索」していけば、問題を解くことができるでしょうか?


まさに、平成25年度の問題29ですね。


《記憶のプロセス》


①符号化(記銘)

②貯蔵(保持)

③検索(想起)


この「検索」(想起)の重要性については、精神科医の和田先生もご著書の中

で書かれていますので、是非、ご参照ください。



現在、再受験生のためのパターン攻略プロジェクトにおいて、民法と行政法の

頻出パターンについてのお話しをしております。


1月13日(祝)東京校 14時~16時 


民法必修パターン15☆攻略マスター(下)


無料公開講座となっておりますので、是非、お気軽にお越しください!


③「適用」へ続く!



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