2012 民法 第34・35・36回(「キーワード」の発見☆) | リーダーズ式 合格コーチ 2024

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「アタマ」と「こころ」を元気にする経営を科学する!リーダーズ総合事務所・リーダーズ総合研究所代表(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士・産業カウンセラー・キャリアカウンセラー・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種・FP)コンセプトは人と人の「つながり」


プログレ流 合格コーチ 2012


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1 フォロー講義


「キーワード」


やはり、問題が解けない人ほど、気づかなければならない「キーワード」を、スル

ーしている場合が多いのではないかと思います。


例えば、前回検討した記述式オリジナル問題集の問題2で云えば、「私利を図る

意図」というのが「キーワード」です。


①BがAの代表者(代理人)として売り渡した場合は、


代理の事例ですから、「代理→私利を図る意図」という「キーワード」のつながり

で、反射的に、代理人の権限濫用(93条但書類推適用)というテーマを検索する

必要があります。


代理人の権限濫用事例は、他資格セレクト過去問集問題12(司法書士試験)肢

アにも、問題13(行政書士試験)肢1にも出題されている重要テーマです。


もう一度、両方の問題で使われている代理人の権限濫用の「キーワード」をきち

んと確認しておいてください。


一方、②自己の名で売り渡し場合は、


他人物売買の事例ですから、無権利者から不動産を譲り受けた場合、つまり、

権利外観法理(94条2項類推適用)というテーマを検索する必要があります。


権利外観法理も、他資格セレクト過去問集問題17(行政書士試験)肢5にも、問

題158(司法試験)などにも出題されている重要テーマです。


今回、問題2で、代理人の権限濫用(93条類推適用)及び権利外観法理(94条2

項類推適用)というテーマを検索することができなかった方は、その前提としての

「キーワード」の発見という「視点」を大切にしながら、民法の学習を進めてみてく

ださい。


「キーワード」の発見


基本的には、重要パターン問題については、「キーワード→テーマ検索」という

一連の「つながり」を、なるべく早いうちに記憶しておく必要があると思います。


いわゆる、「山→川」の世界です。


それにしても、今回検討した記述式オリジナル問題集問題2は、いつ見ても、本

当に良問だと思います。


2 復習のポイント


①動産物権変動(2)


まずは、パワーポイント219、カード085で、193・194条の要件・効果について、問

題39と照らし合わせながら、知識を整理しておいてください。


民法では、○○年という数字がよく出てきますが、大切なのは、数字自体ではな

く、いつからという起算点ですので、必ず起算点とセットに数字を記憶してみてく

ださい。


次に、基本民法p262、カード056・082を参照しながら、即時取得(192条)と時効

取得(162条)の共通点と相違点をカード等にまとめておいてください。


民法では、類似の制度が数多く登場しますので、本試験で混乱しないように、予

め、共通項と相違点を整理しておく必要があると思います。


山田式!は、再受験生のための講座ですから、


受講生の皆さんは、初学者のときのような「点→点→点」の勉強ではなく、「点→

線→面」の勉強を行ってみてください。


知識と知識の「つながり」☆


最後に、パワーポイント222、問題42で、動産物権変動と不動産物権変動の相違

点について、知識を整理しておいてください。


②物権的請求権


まずは、カード067・081で、物権的請求権と占有訴権の要件・効果について、知

識を整理しておいてください。


次に、パワーポイント225で、物権的請求権の相手方となった場合の主張・反論

を、189条以下の条文を参照しながら、もう一度、整理してみてください。


パワーポイント225は、他人物売買をベースにした事例で、「モノ」と「カネ」の視点

から、知識を整理できる優れモノだと思います。


問題の「パターン化」


他人物売買(他人物賃貸借も含む)をベースにした事例は、行政書士試験を始め

他資格試験でもよく出題されていますので、パターンをよく整理しておいてください。


最後に、パワーポイント226・カード068で、登記請求権について、カード071で、中

間省略登記について、ざっくりと知識を整理しておいてください。


③共有


まずは、カード088で、共有の内部関係(変更・管理・保存)について、要件と具体

例を中心に知識を整理してみてください。


次に、パワーポイント229・問題46で、内部者・外部者に「類型化」して、どのような

主張をすることができるのかを整理しておいてください。


共有については、平成16年度には、共有と総有の比較問題が、平成22年度には、

共有物の分割に関する判例問題が出題されています。


したがって、共有で、次に出題が予想されるテーマは、問題46ですので、基本民

法p306以下も読みながら、問題のパターン化を図ってみてください。


問題の「パターン化」


実践講義マスターでは、必ず、講義中に出題が予想される問題も同時に検討して、

本試験で得点するために何を「記憶」しておくべきなのかを明確にしていきます。


受講生の皆さんは、この記憶しておくべき知識を「軸」にしながら、常に問題(アウ

トプット)の「視点」から復習をしてほしいと思います。



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