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いよいよ、9月5日(月)から、実践答練マスター憲法が開講
致します。
直前期。
まだ、自分は完璧ではない。
というような、不安と焦りで勉強が捗らない方も多いのではないでしょうか?
合格コーチも、今までに、数多くの資格試験や検定試験を受験してきましたが、
(今も、1年間にいくつかの試験を受験していますが)あることに気づいてからは、
直前期、不安と焦りはあまり感じなくなりました。
それは、 どんなに完璧に勉強したと思っても、必ず、自分の勉強したことのない
ような「未知の問題」(応用問題)が出題されるということです。
資格試験は、
中間試験や期末試験のように記憶力を試すテストではありませんし、そもそも、
受験生のレベルと試験委員(大学教授)のレベルでは大きな「差」があります。
この当然と言えば当然のことに気づかなかったため、直前期に、「アタマ」の中
を細かい葉っぱの知識で一杯にしようとして、焦っていたのです。
あとは、本試験の「現場」で考えれば何とかなるさ!
こういう思考パターンになってからは、明らかな知識不足を除いて、いい結果
(合格)の方が多くなっています。
もちろん、「現場」で考えるための「ツボ」を、「アタマ」の中に入れておく必要は
ありますが・・・
試験には、前向きな「割り切り」も必要なのでしょう。
これからは、あれもこれもと完璧にしようするだけではなく、「未知の問題」が出
題されたときに、どう対応していくのかということも考えておくべきです。
まさに、危機管理のマニュアル化です。
ひとつは、「未知の問題」が出題されても焦らないことです。
昨年受験された方は、民法の記述式において、509条の制度趣旨が問われたと
き、「アタマ」が真っ白になってしまい、何も書けなかった方が多かったようです。
今年も、憲法・民法・行政法・一般知識、あるいは、記述式のどこかで、今まで
勉強したことのない「未知の問題」が出題されるはずです。
初めから、「未知の問題」が出題されるという心構えがあれば、そんなに焦ること
はないと思うのですが・・・
特に、知識優位型の商法や一般知識では、5つの選択肢のうち、4つの選択肢
が見たことがないという問題も出来てくる可能性もあります。
こういうときは、残り1つの選択肢が正解である場合が多く、4つの見たことがな
い選択肢を、冷静に置いておけるかが勝負になってきます。
また、現場思考型の民法では、試験委員の構成が大きく変わっていますから、
今までとは、少し傾向の違う問題が出題されることも十分予想されます。
試験は、ある意味、心理戦(「こころ」との闘い)です。
もうひとつは、「捨てる勇気」と「捨てない粘り」を持つことです。
「未知の問題」が個数問題で出題されたら「捨てる勇気」も必要ですし、一般知識
や記述式等では、「捨てない粘り」を持つことも必要です。
試験では、最後まであきらめないことが大切だと言われていますが、あきらめな
い=「未知の問題」を「捨てない粘り」のことではないでしょうか。
では、どうすれば粘れるのか?
講義でも、ゼミでも、この粘り方(「未知の問題」に対する「アタマ」の使い方)を伝
授してきたつもりですから、もう一度、ざっくりとふり返ってみてください。
・森から木、木から枝、枝から葉へ
・フレームワーク思考(住所検索)
・抽象化(出題のツボ)
・パターン化
・静的安全と動的安全(当事者視点)
・問題作成者との「対話」(ダイアローグ)
・日本語・組合せ・類推などなど
実践答練マスターでは、実際の答練問題を使って、未知の問題への対応の仕方
をお話していこうと思います。
最近の行政書士試験は、その合格率を見ればわかるように、知識の「記憶」だけ
で合格できるような試験ではなくなっています。
結局、試験対策とは、
「既知の問題」で確実に得点できるように、知識を「使える知識」に変換しておくこ
とと、「未知の問題」への対応(「アタマ」の使い方)を考えておくことなのだと思い
ます。
森から木、木から枝、枝から葉へ
本試験では、「未知の問題」であっても、細かな葉っぱの知識を問うのではなく、
基本を応用したり、制度趣旨から考えれば、答えが出せる問題が数多く出題され
ているのも事実です。
「記憶」から「思考」へ
あやふやな知識を記憶の彼方から取り出そうとするのではなく、本試験の「現場」
で、基本から考えるという姿勢を忘れないでください!
資格試験は、人生そのものです。
途中で何が起こるかわかりません。
想定外のことが発生したときに、どう対応していくのかという、まさに、自分自身
のあり方が試されているのだと思います。
何とかなるさ!
こういう前向きな「こころ」を持つことが、資格試験、いや、人生においても大切
なのではないかと思います。
想定外だから仕方がない。
こういう免罪符を与えることもできますが、それでは、起きてしまった大惨事を
どうすることもできなくなってしまうことは、今回の原発事故に対する国や東電
の対応を見ていればわかることです。
まだまだ、本試験まで時間はあります。
やるべきことにきちんと優先順位(ほとんどの方が行政法のはずですが)をつ
けて、本試験で1問でも多く得点できるような本試験対応の学習を進めてみて
ください。
まさに、ゴールからの発想です。
合格コーチ
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