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1 フォロー講義
実践講義第16・17・18回では、不動産物権変動(人的範囲・事項的範囲)、動産
物権変動を中心に講義を進めていきました。
再受験生・中上級者の方は、「森から木へ、木から枝へ、枝から葉へ」という学習
プロセスの中で、もっぱら、「枝から葉へ」という点に学習の視点が置かれている
気がします。
これは、再受験生・中上級者の方は、6月・7月位から答練・模試(アウトプット)を
中心に学習計画を立てていることが理由だと思います。
受験生の心理とすれば、答練・模試等で多くの問題を解いていれば、どこか安心
感があるのかもしれません。
しかし、予備校の作成する答練・模試等は、回数や問題数が多くなればなるほど、
本試験には出題されないような「細かい知識」の問題を数多く作成しなければなり
ません。
再受験生・中上級者の多くの方は、こういう本試験には出題されないような「細か
い知識」を何問も解いて、復習している訳ですから、「枝から葉へ」という点に学習
の視点がシフトしていくのも無理がないのかもしれません。
これでは、無駄が多すぎますし、モチベーションも下がってし
まいます。
プログレでは、答練の問題数も少ないですし、模試についても、時間配分など本
試験のシュミレーションをするのに必要な回数(1回~2回)を受ければ十分だと
お話しています。
その分、行政書士試験の過去問を始め、本試験でも類似問題が数多く出題され
ている他資格の過去問の中から良問をセレクトした「他資格セレクト過去問集」や
大学教授の基本書を使用しています。
再受験生・中上級者にとって必要なのは、「細かい知識」を闇雲に増やしていく
「枝から葉へ」の学習ではなく、今まで皆さんの学習した知識を、アウトプットの
視点から、体系的に整理していく「森から木へ」の学習だと思っています。
枝葉末節は切り捨てた「森から木へ」の「基礎的」かつ「体系
的」な学習です。
プログレでは、この点に重点を置いた実践的なプログラムを組んでいますので、
皆さんも、知識から体系へと学習の視点を少しシフトさせてみてください。
2 復習のポイント
① 不動産物権変動(1)
まずは、パワーポイント072・073で、二重譲渡の理論的説明について、不完全
物権変動説と公信力説との違いをしっかりとイメージしてみてください。
不完全物権変動説と公信力の大きな違いは、二重譲渡人Ⅹが、第一譲渡後に、
無権利者になるか否かです。
二重譲渡の理論的説明は、この後の事項的範囲のところの基礎となるものです
ので、しっかりと理解しておいてください。
昨年は、学説問題(時効学説)が1問出題されましたが、大村基本民法にも書い
てあるように、学説について細かく学習する必要ななく、判例の他にも、こういう
「考え方」もあるという程度に、ざっくりと知識を整理しておけば十分だと思います。
② 不動産物権変動(2)
まずは、パワーポイント074・078で、不動産物権変動の「出題のツボ」を、人的
範囲と事項的範囲に区別して、しっかりと整理してみてください。
本試験では、不動産物権変動が出題された場合、問題21・22のように、人的範
囲と事項的範囲を問う問題になります。
次に、カード071で、人的範囲(第三者にあたらない者)を整理した上で、問題20
を使って、具体例で確認しておいてください。
また、パワーポイント075・076(行政書士試験の過去問)で、背信的悪意者のポ
イントを整理してみてください。
最後に、パワーポイント079以下で、事項的範囲の各ケースについて、結論を「主
観」と「登記」の視点から、パワーポイント089で整理しておいてください。
本試験では、各選択肢を、○○前か○○後を「類型化」することができるかが勝負
となってきます。
OHCで映したように、キーワードのマーキングと事例を図解化して、しっかりと「類
型化」できるように、何度も練習をしてみてください。
なお、取得時効については、カード055で要件と効果を再度確認して、パワーポイ
ント082・カード056で、取得時効と登記に関する判例の5つのテーゼを理解して
おいてください。
③ 動産物権変動
まずは、パワーポイント090・091で、動産の対抗要件である「引渡し」の4類型に
ついて、条文も参照しながら、イメージできるようにしておいてください。
動産物権変動については、平成17年度に「即時取得のあてはめ」、平成19年度
に「即時取得の特則(193・194条)」が直球で出題されています。
したがって、今年は、お休みかと思いますが、念のため、カード080で、即時取得
の要件と効果を、問題25を使って整理しておいてください。
次回は、即時取得の大きな論点でもある「占有改定と即時取得」と、不動産物権変
動と動産物権変動のまとめについてお話していきます。
次回は、大村基本民法Ⅱに入りますので、準備をよろしくお願いします。
☆ 説明会 ☆
過去問(Kakomon)を読む(Yomu)!2000-2007
~過去問活用法と本試験出題予想~
3月22日(土)14:00~15:30 名古屋校
3月29日(土)11:00~12:30 京都校
3月29日(土)15:00~16:30 大阪校
当日は、個別学習相談・受講相談も行いますので、お気軽にお越しください!
また、「プログレスクーリングゼミ」の内容につきましてもお話する予定ですので、
プログレ受講生及び受講を検討している方は、是非、ご参加ください。
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