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1 フォロー講義
第5・6回目は、行政立法(委任命令・行政規則)、行政行為、行政行為の効力を
中心に講義を進めていきました。
プログレの講義は、すべて、行政書士試験の過去問及び他資格試験(司法試験・
司法書士試験・公務員試験・公認会計士試験)の過去問を分析した上(本試験で
出題されるポイント(出題のツボ)を掴んだ)上で、講義をしています。
行政法については、試験委員の交代があった平成16年度から、少しずつ傾向が
変わってきていることに皆さんはお気づきでしょうか。
簡単に言えば、平成16年度以降は、今までの過去問には出題されていなかった
テーマについても、出題がされ始めているということです。
したがって、行政法の学習においては、過去問ベース+αの学習が必要になっ
てきます。
行政書士試験は、大学教授が出題しているわけですから、ここで威力を発揮して
くるのが、同じ大学教授の書かれた基本書と言えます。
プログレでは、行政書士試験の過去問では出題されていないけど、大学教授が
関心を持っているテーマについても基本書・他資格セレクト過去問を使用してポ
イントを解説していきます。
今年の本試験に出題が予想される問題も入っていますので、他資格セレクト過去
問は、是非有効に活用してみてください。
2 復習のポイント
① 行政立法(続き)
まずは、パワーポイント024で、委任立法の全体構造を掴んだ上で、それぞれの
側のポイントをもう一度整理してみてください。
また、それぞれの側に関連する判例について、基本書及びカードで、事案と結論
を確認しておいてください。
次に、行政規則について、その種類について、意見公募手続と関連させながら、
知識を整理してみてください。
カード014の判例は、通達に関する重要判例ですので、問題6とともに、出題のツ
ボをしっかりと掴んでみてください。
行政立法は、平成12年以来出題がないテーマですが、意見公募手続との関連で
、そろそろ出題されてもいいようなテーマだと思います。
② 行政行為
まずは、パワーポイント017・カード016で、行政行為の定義と位置づけをしっかりと
確認してみてください。
次に、カード018・019で、行政行為を大きく2つに、さらに、法律行為的行政行為に
ついては2つに、分類の実益を考えながら、整理してみてください。
行政行為の分類について、最近は細かい分類は出題されていませんので、基本
書にあるように、「許可的なもの」と「特許的なもの」という形で、基本的視点を押さ
えておいてください。
パワーポイント028・029・030は、行政行為の分類をイメージ化したものですので、
頭の中に入れておいてください。
③ 行政行為の効力
まずは、パワーポイント032・カード020・022で、行政行為の効力にどのようなもの
があるのか、種類と内容をしっかりと整理しておいてください。
行政行為の効力の中では、公定力が最も重要な効力ですが、ほとんどの受験生
が取消訴訟と関連させて学習していないため、よく理解できないテーマのひとつ
です。
したがって、平成16年度の本試験で出題された「取消訴訟の排他的管轄」という
意味がよくわからない方が数多くいるのではないかと思います。
受講生の皆さんは、パワーポイント034で、「取消訴訟の排他的管轄」の意味を、
もう一度よく理解しておいてください。
次に、パワーポイント035と条文で、行政法の様々な所で顔を出す「土地収用法」
について、もう一度、全体構造を理解してみてください。
次回は、行政行為の瑕疵論(取消と無効)について、講義を進めていきますが、
次回までに、パワーポイント036の解答を少し考えてみてください。
前提として、基本書p251~255以下の「行政事件訴訟の諸類型」に目を通してお
いてください。