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のぉーぶるのクルマとグルメとホームシアター

クルマ全般(自分はAMG C36とタントカスタムの2台持ち)、ホームシアター、スイーツ系中心のグルメなど、文字数多めのブログです。しっかり読んで感想お待ちしてます♪




今回は本当に

"災い転じて福"

"禍福は糾える縄の如し"

"人生万事塞翁が馬"

をドラマチックに経験してます。


↘︎もらい事故=不運

↗︎双方怪我無し=幸運

↗︎双方の保険会社がアタリ=幸運

↗︎代車がM3=幸運

↘︎ヤナセで修理不可=不運

↗︎昔使った板金屋さんが覚えててくれた=幸運

↗︎板金屋さんで隅々までケアできた=幸運


並べると

ポジティブ(ラッキー):5

ネガティブ(アンラッキー):2

差し引きしてポジティブが圧勝


よって私の中で

今回の事故は「幸運」

だったと位置付けることにしました!

…実際には諸々面倒と余計な時間も食いましたけどね、

そう考えておけば気分良いし

前向きに捉えられるじゃない?(笑)


と言うことで修理報告は以上になります。

皆様には色々とご心配をいただき、ありがとうございました。



それでは修理詳細編です。

写真ばかりですが、Before/Afterをご覧ください。

修理番号は1から7までです。


  1.リアバンパー傷修復とメッキパーツ交換、塗装


Before

まずはここ、今回の主犯。この写真ではメッキパーツの歪みが目立ちますが、表面の傷も痛々しいです。


After

メッキパーツは通常モデルと共通部品のため、在庫がありました。ヤナセのデポから入手して交換。

バンパーは購入して間もない頃にやはり軽くぶつけられて、その時は純正部品があるとのことで相手の保険で交換して治したんですが、当時でももう在庫が殆ど無いと言われたので、交換したオリジナル部品は自宅に保管していたんです。

今回、その自分で在庫していた新車時のパーツを持ち込んでよくよく比較したところ、、、
後から交換した部品は間違いなく純正品ではあるものの、モールドが甘くてエッジのキレ具合がフロントやサイドのそれと違っていたことが判明。当然保管していたオリジナルを修正して戻すことに。
これで完全体になりました!


(以下2023.619 15:12追記)
今回外した(モールドは少し甘いけど)バンパーも十分に修正して使用可能とのこと、万一の事態に備えて自宅で保管することにします。

なお板金屋さんの言葉によると、
最近のクルマは軽量化を推し進めた弊害なのか、
コストダウンの影響なのか、
バンパーなどは取付ステーなどまで一体化されたものも多く、そういうものはちょっと衝撃を与えただけで再利用不可になってしまうのだとか。それって軽量化は環境に良いとか言ってる人に聞かせたい言葉ですねー
(ここまで追記)


  2.左リアアンテナ付近の傷修復、塗装


Before

これは荷物か何かで引っ掛けたんだと思います。

日が当たるととても目立つんです。


After

きれいに無くなりました。これだけ強い光に当ててもわからないレベル。

カラー744特有の"梨地"も上手に再現されてます。


  3.フロントバンパー擦り傷と飛び石傷修復、塗装


Before

ドライビングランプ脇の傷は、相当昔に縁石でギャリン、とやりました。(C36のこれはフォグランプでは無くて、ラリー車とかにある追加灯火と同じ位置付けですので、拡散せず遠くを照らします)

下の擦り傷は覚えていないのですが、いつの間にか擦ってました。

あと写真で見えるか微妙ですが、飛び石多数。


After

小傷含めてつるんつるんっ♪
飛び石はいずれ着くのですが、ともあれお肌リセット。


  4.ヘッドライト下バランスパネルの塗装ヒビ補修


Before

まさしく劣化と表現したい状態でした。このあとは塗装が剥がれて地が出てくるのでしょう。どうしても樹脂素材がベースだと劣化は早くなりがちだとか。



After

キラキラですねー



  5.右リアドアのドアパンチと見られる歪み修正


Before

写真撮り損ねました…

過去の写真を調べたのですが、光がうまく当たらないとわからないレベルなので…


After

全く問題無いと言うか、そもそもそう言う歪みがあったかどうかもわからないレベル




  6.トランクリッドの端面傷


Before

ポロポロとした傷がありました


After

ツルツルですね。開閉時に手が触れる部分でもあるので、触感も別物になりました。



  7.左リア下部の塗装剥がれ修復


Before

経年劣化的な剥がれがありました。細かい傷も多数。


After

跡形もなくキレイになって輝いてます。



この他にも

  • フロントバンパーのサービスホールカバー修正と塗装
  • フロントフェンダー小傷修正と塗装
  • リアクォーターパネル塗装
  • 前後ドアパネル修正、塗装
  • ボディー全体の磨き
…と言った感じで文字通り全身磨かれて帰ってきました。


このあとその3で総括します。


いよいよ!

C36修理の完成報告まで漕ぎ着けました。

本日午前中に引き取りに行きました。


いやあ、もらい事故したのが4月アタマだから、

足かけ3か月ですよ。





修理を予定していた項目

1.リアバンパー傷修復とメッキパーツ交換、塗装(今回の事故によるもの)

2.左リアアンテナ付近の傷修復、塗装

3.フロントバンパー擦り傷と飛び石傷修復、塗装

4.ヘッドライト下バランスパネルの塗装ヒビ補修

5.右リアドアのドアパンチと見られる歪み修正

6.トランクリッドの端面傷

7.左リア下部の塗装剥がれ修復

8.サンルーフ室内シェードの内張修復

9.ホイールのガリ傷

10.シフトパネルのクラック


…これ全て、と言いたいところでしたが

色々とプラスマイナスがありました。


まず、内装は全て今回はパスしました。

つまり

8.サンルーフ室内シェードの内張修復

10.シフトパネルのクラック

の2つです。


それと

9.ホイールのガリ傷

こちらもこだわってリペアすると予算over(かなり)が明らかだったのでパス。


すると残りは順当に板金屋さんが自分でやる板金塗装だけということになるのですが、、、

そりゃあ昔馴染みだし
とっても性格良い方だし
伝えた以上の作業をしてくれるかなと
少しは期待してましたが想像以上でした。
こちらがちょっと気付かないような細かい小傷まで無くなってます。
これはやってくれちゃいましたね、もう採算度外視で気合いれて相当、塗られてます。

実はこのC36、購入直後の20年くらい前にイタズラに遭いまして(警察にも届け出たのですが犯人は不明のまま)、保険で全塗装したんです。実はその時お願いしたのも同じ板金屋さん。
それから20年弱経過してまた頼むことになったご縁もあり、当人いわく「気になったんで、つい、塗っちゃいました〜」

これでまた、むこう20年は大丈夫?!

作業の全容は次回整理してから掲載しますが、
まずはこちらの写真にて。




いやあ、自画自賛めいてますが、
これはキレイです!!
ちゃんと色味もエイジングしてるし!


おっと…忘れていました。


M3のレンタル試乗記、アップしてませんでしたね。

なにせ修理中にATSで"はしゃいじゃった"ので、

少々忘れてても仕方ないですよね?


修理が終わってしまうと流石にアウトオブデイトな気もするので、このタイミングで記事にすることにしました。


以下、それぞれの項目に沿って全くの私見でお送りします。




 試乗車(レンタルしたクルマ)

BMW M3 Competition M xDrive:本体1410万円

オプション:不明(多分ほとんど無し)


  仕様


 寸法・重量

全長 4805mm

全幅 1905mm

全高 1435mm

ホイールベース 2855mm

車両重量 1800kg


 エンジン

最高出力 510ps(375kW)6250rpm

最大トルク 66.3kg・m(650N・m)2750-5500rpm

直列6気筒DOHCターボ

総排気量 2992cc

燃料タンク容量 59リットル

使用燃料 無鉛プレミアムガソリン


 駆動系

タイヤサイズ(前) 275/35R19

タイヤサイズ(後) 285/30R20

駆動方式 AWD(FRに切替可)

トランスミッション 8AT


 燃費

WLTCモード 9.8km/L


トランク容量 480L

最小回転半径 5.2m


 ボディーカラー

ブラック・サファイア

この色の最大のメリット、それは

グリルが目立たないこと!!

どーしてもこの馬鹿でかい「鼻の穴」に馴染めない私。

ところがなんと言うことでしょう、

ボディーカラーがここまでグリルの主張を消してしまうだなんて!!


白(お借りした写真)



黒(撮影した写真)




明らかですね!

ちなみに同世代3人に見せた感想は全く同じ、

「黒でよかったね!」でした。





  外観

と言うことで「色の黒いは七難隠す」まあ7つも無くてグリルの「一難」に尽きるのですが、その効果は個人的には大きかったです。ゴツゴツ系の厳ついデザインではありますが、このクラスの中で見ればこんなもの。C63だって相当なものですから。


ちょっと細かい話をしてしまうと、CSとボンネットのプレスを共通にしている弊害で、無くて良いプレスラインが残っていることでしょうか。これ、CSならダクトが付くのですが、穴が無いのに不自然過ぎます。要りませんー

ちなみにCSはこちら。(公式よりお借りしました)





全体的にはとてもバランスの良い伸びやかなデザインだと思います。まあ全長4.8m、全幅1.9mあればそうしたデザインもやりやすかったような気もしますが、結果としてキレイなバランスになっているのなら文句は無いです。


  内装



内装は操作系を含めてシンプルです。もちろん今どきとしては、ですが。

ただウッドやカーボンなどの加飾がほとんど無いので、1400万円のクルマとしてはむしろ質素に見えてしまうかも。

エアコン等の、走行中に操作したいスイッチが独立して残されているのは好印象。




あと走行モードの設定は相当細かくできます。それを2種類ユーザメモリーに割当できて、ステアリングから手を離さずに切り替えられるあたりはビーエムの面目躍如と言ったところではないでしょうか。


  シート


豪華では無くレーシーでも無いのですが、今回ロングドライブ等もこなした上で言うと「とても良い」です。

硬くない、へたらない、沈まない。

ベンチレーションが冷暖どちらも3段階切り替えまで付いていてラグジュアリー感も漂わせつつ、ホールド感も十分。それでいて普段の乗り降りに支障は感じさせず。

シートの座面のエクステンドとかにちょっとチャチさも見え隠れしてしまうのがご愛嬌ですが、機能的には気に入りました。


  走行

ようやく本題?

今回は試乗コースと言うわけでは無いので、定点観測的なものではないですが、もちろんシチュエーションも色々味わえました。それらをうまく伝え切れるか自信がありませんが、しばらくお付き合いください。



その前提で、以下。


 高速道路

まずは真価発揮?の高速道路から。

これは自制心が相当求められると覚悟していたのですが、案外大丈夫でした。理由はよく分かりませんが。


とにかくアクセルレスポンスは良いです。変に過剰ではないところがさらに良い。C36のアクセル開度と速度のイメージが残っているうちはその差に戸惑いましたが、基本的にはリニアなのでわりとすぐ慣れてしまいました。(C36に戻った時にアクセルが重過ぎ、全然加速しない気がして違和感を感じたほど)

まあ新東名の120km/h界隈では、どこからでも加速していきますね。タイムラグが無い。それでいて、速度一定の巡航も案外得意です。間違いなく長距離のグランツーリング適性は高いです。

ただしこれは同乗した家族の感想ですが、

足回り設定を柔らかめ(comfort)にしていたにも拘らず、ゴツゴツ硬かったと。普段のAMG C36の方が快適だと言われ、え、ほんと?と聞き返しました。


 山坂道(ワインディング)

いつもの鎌倉の試乗コースと、千葉県木更津あたりのやや細い道でペースを上げ気味に走らせました。

鎌倉では何の破綻も無く走れてしまい、むしろ感想に困るくらい。箱根は行くつもりだったけど行き損ねました。

木更津では一部かなり細い道ではあったものの、距離はそこそこあり、快適に走らせることができました。

いや、こちらも良いですね。

エンジンに火をいれているアクセルワークの感触とパワーの盛り上がりが一致していて、とてもノッた状態で走らせられるんですよ。

しかも結構冷静に。もっとペースを上げたら視野狭窄も起きて緊張させられるんでしょうけれど、常識の範囲内でのトライアルではとても余裕をもっていられました。これは公道を走る上ではとても大切ですよね。

あと高速道路でありながら山坂道的でもある首都高速。

こちらの適性もなかなかのものでした。

料金所からの加速、ICでの合流、ジャンクションでの横Gなど、とにかく使いやすい。

そして何と言っても特筆すべき意外な適性、

それは渋滞耐性です。



神奈川県から木更津行きと言えばアクアライン。

アクアラインと言えば渋滞。


と言うくらい渋滞するのですが、今回このM3で渋滞突入して感じたのは、とてもストレスが少ないと言うこと。運転する側の気持ちの持ちようが大きいとは言え、これだけのハイパフォーマンスカーにして渋滞でストレスが少ないと言うのは、現実的に見たらかなりな美点では?



  まとめ


正直に言って、乗る前より遥かに印象が良くなりました。それだけでも保険会社グッジョブ!(笑)です。

最近多い音の加飾も抑え気味で、なのにドライビングプレジャーはしっかり味わえるあたりがとても良かったですね。

なんだ、最近のビーエムってちっとも楽しくないと思ってたけど、Mは違ったんだねと素直に認める気にもなりました。


結果、グランツーリングとワインディングのall-in-oneとしてなかなか理想的で魅力的。これは日本の公道で走らせられる、実用的な人数と荷物が載せられるエンジン車の一つの理想に近いかも。と言うくらいに。





ただ、その視点で言わせていただくと、

なぜこのサイズなのか?!特に全幅1905mm


これって確実に行動範囲を狭めてしまうと思うんですよ。

日本に限らず、ヨーロッパだって道幅そんなに広くないじゃないですか。せっかくこれほどまでにオールマイティな(気持ち良さの領域まで含めて)性能を持たせているのに、行き先が制限されるなんてもったいない。

サーキットを主戦場にすることはもう無いし、もしそれであればCSモデルのように別のボディーを与えれば良いでしょう。

(M3CSはさらに拡幅されて1918mmもあります)

かつての3シリーズのように1700mmクラスとは言いませんが、せめて1800mm程度にならなかったんでしょうかね。

ちなみにM2でも最新型は1885mmに達しました。


一方、特に内装に色気がゼロと言うのは流石にいかがなものかと。走りだけに価値を求める人からは無駄と言うことになるかもしれないけれど、繰り返し言ってるようにこのクルマってオールマイティーなんですよ。だったら内装だって、(走りに興味があまり無い家族の視点でも)もう少し愛着を感じさせてくれても良いのでは?それともそれはBMW Individualプログラムとかで好きなだけお金をかけてカスタマイズしてね、と言うことかしら。


修理に出しているC36に関する報告です。


最初に連絡が来たのは意外にもこれ、

サンルーフ室内シェードの張替についてでした。




(写真を撮り忘れたので画像はお借りしました。

うちのはこれよりだいぶマシな状態ではあります)



お願いしている板金屋さんに、

一緒にやってる内装屋さんに心当たりがあれば聞いてみてもらえますかと頼んでおいたのを、律儀に連絡してくれたようです。


しかし結果はと言うと!


シェード1枚を張替えるだけで

10万円overとのこと…

_| ̄|○


そりゃ無いよねえ

昔、新品部品が単品10万円と聞いて仰け反ったのが

また仰け反ることになろうとは


ただ、話をよく聞くと、

あの「板」を取り出すために天井の内張をいったん外すことになるらしいんですよ。それってつまり、リアガラス脱着コース。

サンルーフ開口部から「せいっ」と歪めて外そうとすると、この年式まできちゃうと割れる可能性がとっても高いのだとか。やはり治すのは早めが大事なんですねえ。


と言うことで、、


とりあえずシェード修理は見送りで!!


キレイな画像はこちら(こちらの写真もお借りしています)





次回は完成報告の予定ですが、さて。。。

多分来週後半以降になりそうですが。