ムーヴカスタム最終評価-5 | のぉーぶるのクルマとグルメとホームシアター

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ムーヴカスタム最終評価-5

第5弾はさらに感覚領域の乗り心地。
賛否両論、色々あるでしょう。
全くの独断ですが、以下、ご一読ください。


【乗り心地】
これは案外良かったですね。正直、予想以上。とくに後部座席が。
購入時に試乗した時から思っていたのですが、サスの使い方が大変良いんですよ。

比較試乗したスバルのステラ(まだムーヴのOEMじゃない旧モデル)が四輪独立ストラットという凝ったサスペンション機構を持ちながらも、実際に乗ってみると惜しいかな、伸び側と縮み側のバランスが詰め切れていないために、工事現場などの深めのギャップを越えた時などに不協和音的な振動が残ってしまうんですね。
おそらく、あと少しだけコストをかけられていれば、この評価は全く異なるものになっただろうに。惜しい。

それに対してムーヴはトーションビームという簡易な(安い)サスペンションながらもチューニングが上手に出来ていて、例えば「あの」西湘バイパスのギャップすら、揺り返しを感じさせずに通過することができます。

ステラで気になった工事現場でも、前後サスペンションがキレイに連携し、破綻することなく通過して行きました。



特筆すべきは後部座席の出来の良さ。といってももちろん軽自動車として、と言うことだけれど。
先日記事にしたタントエグゼは別格として、最近の軽の中では例外的に座り心地が良かったと思います。何度か100kmクラスの距離を後席で過ごしての感想ですね。


その後に「シートがいい」というのが売りだったムーヴコンテなどは、確かに前席は頑張っていたけれど後席は褒められた物じゃなかった。その前席だって、表皮にお金はかかっていたけれど、座り心地に効く本質的なところはムーヴとの差を感じなかったし。


まあ、残念なことで多分仕方の無いことながら、新型ムーヴはその点ではすっかり普通になってしまったけれど。