改めまして、ノックノックス「幸せの標本」全公演無事にお届けすることができました。ご来場頂きましたお客様、遠くから応援して下さったお客様、キャスト、楽隊、スタッフの皆様、草木に花、この作品に関わってくださった全ての方へ。本当に本当にありがとうございました。
千穐楽から1日が経ちました。こうして日常に帰ってきたわけですが、衣装や小道具の荷下ろししている時も、保育園の送り迎えをしている時も、ふと感じる陽の光や風の音がいつもより優しく感じました。
作品を世に出す際、もちろんある程度の自信は持っているものの、何度も「これでいいのか」と自問自答し、ある意味不安に苛まれながら毎日を過ごすことになるのですが、千穐楽・・・客席いっぱいのお客様の拍手とスタンディングオベーションがその不安を全てかき消して下さいました。
環境問題を取り扱うと、そのさじ加減がとても難しく、やり過ぎると説教くさくなってしまいますし、ライトにし過ぎるとメッセージ性が弱くなってしまいます。それはどんなテーマでもそうかもしれませんが・・・環境問題って何と言いますか・・・絶対正しいことしてる感・・・ってのが強いので本当に難しいです。「人魚姫」ではエンタメ度を増すことで説教くささ和らげましたが、「幸せの標本」はセリフ劇なので、比べ物にならないくらい細かいニュアンスが難しいのです。お母ちゃんとゴリライモの話の比率が高かったり、終始〝寂しい〟をテーマにしているのも、ちょっと本質から離れたところでものがたりを進めるためなのです。とは言え・・・結局私が書いて演出しているので私の好みでしか判断しようがありませんが・・・これまでやってきた「幸せの標本」より随分と余計なものが削がれた、スマートなものになりました。本はこれまでで一番腑に落ちています。(これ以上雑味を無くすとつまらなくなると楽隊のあっちゃんに釘を刺されました。)
キャスト、楽隊、そして支えて下さるスタッフのメンバーにも非常に恵まれた公演でした。みんなで食事に行ったり、飲みに行ったりできたらもっともっと仲良くなっていたでしょうし、もしかしたらソウルメイトになれるような相手が見つかったかもしれません。コロナ禍なのが悔やまれますが、そんな座組でした。ご縁に感謝です。
まだまだ書きたいことがたくさんありますので、明日以降はあとがきという形で更新させてください。後ほんの少しだけ「幸せの標本」の世界にお付き合いくださいませ。宜しくお願い致します。
あ・・・!そうそう。
ゲネのお写真をまだ全て確認しておりませんが、かなりの撮れ高です。そして記録映像もよほどの機材トラブルがない限り、グッドテイクだったと思います。ですので、今回もフォトブックとDVD、ご期待ください。取り急ぎご報告までに。

