長い間、とても楽しい夢を見ていたようで、
そしてそれがすっかりなくなってしまったような気がして、
何度ページを開いてみてもなかなか言葉を綴ることができず、三日が経ってしまいました。
おはようございます。
ノックノックスのヤストミです。
ノックノックス「人魚姫」十日間全14ステージ、無事に終演いたしました。
ご来場いただきました全てのお客様、本当にありがとうございました。
まずは何より皆様に感謝の気持ちをお伝えしなければならないところ、ご挨拶が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
千穐楽ではトリプルコールとスタンディングオベーションをいただき、
鳴りやまない拍手の中この公演を終えることができたことを本当に幸せに思います。
マリーナ役の蓮城さんとステージの上で「本当に嬉しい・・・」と涙をこらえたこと、
この先、一生忘れないでしょう。
また楽屋へ戻ってしまった俳優がいたのは私のインフォメーション不足です。
まさかトリプルコールを頂けるとは思ってもみなかったものですから。
申し訳ありません、そして、ありがとうございました。
テーマソングの人魚姫を書いたのが確か三月の終わり頃だったと思うのですが、
「ものがたりのおしまいは いつでも後をついてくる」
この歌詞にここまで悲しい気持ちにさせられるとは思ってもみませんでした。
千穐楽での少年の「ひとりぼっちになっちゃうじゃないか」は、私のセリフのようなものです。
完全にばらされて跡形もなくなったカントワールの村を一人眺めて、もうここには何もなくなってしまったんだなぁ・・・とわざわざ現実を受け入れようとしてみても、
座組のみんなやお客様との楽しいやり取りがよみがえってくるばかりで、なかなか現実を受け入れるのには時間がかかったものです。
それくらい、大切で、愛おしくて、そして長いようで短い、ものがたりでした。
それは何より、この座組が本当の家族のようにお互いを大切に思い、尊敬し、助け合って、
この作品をつくりあげることができたからだと思います。
本当にいい座組でした。誰が何と言おうと最高の座組です。
元宝塚スター、元AKB、元体操のおねえさんから劇団にも事務所にも無所属の俳優まで、
ごちゃまぜのキャスティングに演奏で楽隊まで加えた、まるでテーマパークのようなキャスト陣。
それを支える舞監、音響、照明のスタッフの皆さんも本当に素晴らしい仕事をしてくださいました。
劇団員の柵山直之のガーデニング、そして福島さんによる舞台美術も、人魚姫の世界を広げる素晴らしいエッセンスです。
そうです、みんなで、この作品に魔法をかけたのだと思います。
みんなの気持ちで、魔法を。
劇中のセリフにある通り、
「あたしたちはいつも側にいるから」
私はもう少しだけ、このものがたりの余韻に浸っていたいと思います。
ふと、みんなは今頃どこで何をしているかな、と考えたりします。
二か月間ほぼ毎日一緒にいた仲間は、今それぞれの場所で活躍していることでしょう。
「人魚姫」を通じて出来上がったこの家族みんなが、そしてこの作品に関わってくださったすべての方、観に来てくださったすべてのお客様が、いつまでも幸せに暮らせますように。
