奈良のお水取りが終わらねば、本格的な春はまだ来ません。
関東では雪さえちらつく天気と聞くのも仕方ないかも。
でも一方で、早咲き桜の報が各地から。
こちら、私の馴染みの桜堤はは染井吉野並木、まだまだ蕾は固そうです。
その堤の中にただ1本、混じっているこの杏の木。
早くも蕾を真っ赤に染めて、ふっくらと兆しているのに気付きました。
「兆」。
亀甲や獣骨がばんと割れてできたヒビを描いた象形文字。
ひび割れの形を占いのしるしに用い、そこから徴候の意を派生しました。
二つに割れる意を含み、
占いの結果・きざす・きざし・数の単位・数が多い等の意。
一つ兆しに気付くと次から次へ。
ハクモクレンかな、ふわふわの蕾が目立ちます。
そして・・・
うっかり気付かずに通り過ぎる所でした。
凝らせば結構な本数がニョキニョキと。
前かがみになってばかり歩いていたのかしら、
昨日もこの前を通ったはずなのに、ちっとも気が付かなかったわ・・・
空を見上げて、足元にも視線、そして前も向かなきゃね。
そろそろ春が蠢き出しているようです。
近場のお客様からの手土産は・・・
炭酸入りの温泉煎餅をパリッと。
久しぶりに頂きました、やっぱり美味しいわ!
昔から、この缶のデザインも変わりません。
ただ、以前は5枚ぐらいずつロール紙で包んであったのだけど、
いつの間にか2枚づつのビニール袋入りに。
湿気対策?
それとも、1度には2枚にということ?
・・・変わらぬことと変わったことを混在させて、
近くて遠い湯の山の温泉煎餅をいただき乍らの、
同窓の大先輩との語らいでした。