顧 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

私の職場ペーパーウェイトとして今も活躍している小さな石は、

 

わが師ヒゲの先生が、

 

かつて製作した地元小学校玄関のモザイクを改修なさったときに出たもの。

 

この写真は、その回収作業中の時の物ですね・・・

 

その石を一片頂いて机に置き、

 

未だに様々な同窓会活動で先生の教えを思い出しています。

 

 

さて、本日より先生の回顧展が幕を開け、早速拝観してまいりました。

 

 

 

「顧」。

 

「雇」は、枠をかまえてその中に鳥や動物を抱え込むこと。

 

「顧」は「頁:あたま」+「雇」の会意兼形声文字で、

 

狭い枠を限ってその中で頭を巡らすこと。

 

かえりみる・身辺や後ろを振り返る・眼にかけて大切にする・周囲に気を配る等の意。

 

 

 

 

 

かつて拝見したことのある作品が多く、

 

一つ一つの作品について聞かせていただいた先生の解説や蘊蓄が蘇りました。

 

時間の経過によって変化するシルクロードの光の加減や空の色、

 

砂もいろいろ、この色の砂は何処の産を使っているとか・・・

 

伊勢志摩波切を題材とした作品からは、

 

連れて行っていただいた民宿モヘジ屋の景色も思い出されます。

 

・・・今日、

 

また、豪快なのに繊細なヒゲの先生の作品に再び会えて嬉しかった!

 

 

 

隅に何気なく置かれていた愛用の筆。

 

 

 

 

道具を大切になさっていたものね。

 

 

会期中、常に奥さまかお嬢さまが在廊されるとのこと。

 

きっと気さくに思い出話をしてくださるでしょう。

 

どうぞお時間ございましたらご覧にお運びくださいませ。