漏 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。

 

 

 

お正月はとっても忙しいパパとママだから何処にも連れて行ってもらえないけれど、

 

家の中でもじゃれあって仲よく遊んでいた孫②と⑤。

 

 

 

 

 

一方、ママの実家尾鷲に帰り、

 

従妹と一緒に熊野古道に足を延ばして楽しんでいた孫①と③。

 

 

 

 

その次男家族もこちらに戻り、

 

今朝は早々に孫①が書写の宿題を仕上げています。

 

 

 

 

「ばーばと一緒に書きたい」って、嬉しいことを言ってくれるじゃありませんか!

 

 

 

やっと今日は今年初めて家族が顔を揃えますから、

 

私はそれに合わせて、何日もかけてストーブの上に大鍋かけて準備していました。

 

 

 

 

昭和の香り漂うこの反射式ストーブは、何代目かの私の愛用品。

 

孫たちがやってくると危ないのですぐ火を消しますが、

 

大人だけの部屋にはこれが一番、

 

暖かいうえに、薬缶をかけて湯を沸かしたり、ことこと煮物に持ってこい!

 

ほ~ら、鍋からは美味しそうな匂いが漏れ出しています・・・

 

 

 

 

「漏」。

 

「屚」は「尸:屋根」+「雨」からなり、屋根から雨が漏ることを示します。

 

「漏」は「氵:みず」+「屚」。

 

もれる・もらす・液体が漏れ出る・言漏らす・取りこぼす等の意。

 

また、水時計の意もあり、

 

銅壺に水を入れ、底から漏れる水の量によって時刻を知りました。

 

時刻の目盛りは一昼夜を百刻に分け、それをさらに昼の範囲と夜の範囲に分けました。

 

夏至には昼漏が六十刻、夜漏画四十刻となり、当時にはその逆となります。

 

佛教用語においては煩悩の意。

 

 

 

親しいステーキのお店で時々下処理済みの牛筋をいただきます。

 

それをさらに何度も水を替え、このストーブの上で何日もコトコトと。

 

この時点で筋はホロホロです。

 

そこからおでんに少し拝借、

 

そうするといっぺんにおでんの味がワンランクUPする優れもの。

 

その残りに甘味噌味を付け、野菜や蒟蒻を投入しさらにコトコト、コトコト。

 

今回は年末から短時間ずつでしたが何日もストーブの上にかけていました。

 

大根も人参も今にも崩れそうで味もシミシミ、

 

たっぷり葱を合わせて、大人は少し七味も振りかければ更に良し。

 

 

 

 

今日のお昼は、ご飯の上にかけて土手丼ね。

 

冬休みも残り少なくなりましたが、孫たちのお昼ごはんのお助け隊です(笑)