縁 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
よろしかったら、画像をクリック、拡大して、筆勢などをご覧下さい。

 

 

 

縁は異なもの・・・

 

  →   高木さんのブログ バザラス   是非ご覧ください

 

 

「縁」。

 

旧体は「緣」で「糸」+「彖」の会意兼形声文字。

 

「彖」は「豕:ぶた」の上に特に頭を描いた象形文字で、腹の垂れ下がった豚のこと。

 

よって「緣」は、布の端に垂れ下がったふちのこと。

 

意は、ふち・へり・布や飾りの脇に垂れた端っこ等。

 

そこから、ヘリから元へたどる・手掛かりによって何かを探る・それがきっかけで・原因となって等。

 

さらに発展して、えにし・手づる・つながり等の意となります。

 

 

このような不思議なご縁で、高木氏はイランを廻られ先日帰国された。

 

氏のイラン訪問は6度目というから、その惚れこみようは尋常でない。

 

長年私も氏とブログ上で交流させていただいているから、

 

氏の様々なことへの関心や広い見分、知識、探究心は人並みではないと拝見するが、

 

実際にイランという国はそれだけに魅力的なのだろうと想像する。

 

 

 

今回私は氏にお土産を頼んだ。

 

イランの新聞と広告、見たことがないからお願いね、と。 

 

そしてお送りいただいたのがこれらだ。

 

 

 

 

新聞と広告、本、そして不織布のバッグ。

 

 

その中から先ずは新聞。

 

 

 

初めてのイスラム圏の国の新聞、

 

期待は高まったが割と普通でサイズも紙の材質も日本の物と良く似ている。

 

この日の新聞は、1日分として2,3枚ずつの5部が重ねられていた。

 

 

 

 

1面上端のこの部分は日付かな?

 

数字か文字かの判別もつかない情けなさ・・・

 

 

 

只今高木氏よりメッセージ

 

イラン歴(ゾロアスター太陰暦)で1398年8月1日
西暦では2019年10月23日

 

 

そして広告は本紙の半分サイズ。

 

 

 

写真はあまりなく派手さはイマイチ。

 

でもその分多くの情報が載っている・・・んだと思う。

 

 

そして嬉しかったのがこの本。

 

 

 

 

題名すらわからないのだけれど、立派な装丁のこの本は美しいの一言に尽きる。

 

今まで接したことのないペルシャ文字を見ていると、

 

デザインの面白さや美しさだけでなく、線の妙に気付いた。

 

例えばこのページ、

 

線の中にある変化、強弱や長短・太痩は見ごたえがあり、

 

見ていて飽きることなく関心が次々生まれる。

 

 

 

 

 

いろいろな疑問が湧いてきた。

 

どうやって書くんだろう、それに用筆は?

 

きっと平筆であると予想して軽く調べると、

 

 

                           ネットより

 

 

こんな固い葦や竹製の筆で、右から左へ運筆することを知った。

 

なるほどね。

 

これが糸口となって、次々と納得と疑問が繰り返し私に訪れ、関心はさらに深まる。

 

 

・・・と、本日はここまで。

 

 

10年を超える私のブログ歴の中で、

 

時におちゃらけで、時に哲学的に長く私に関わってくださっている高木氏。

 

いつもご自分のことを「愚弟」とおっしゃって私に語りかけてくださるけれど、

 

いえいえ、「姉ちゃん」はあなたから多くのことを学ばせていただいております。

 

私もまだまだこれからですしね(笑)

 

これまでに築かれた分厚い層を生かされ、

 

氏が今後ますますご活躍されることと確信し、お祝い申し上げます。