お昼過ぎ。
路地の打ち水さえアッという間に乾くほどの日差し。
それほどに暑い。
西を向けば入道雲、力強い雲が沸き立っている。
盛夏の候の白日の空だ。
「夏」。
また「夓」とも書き、
頭上に飾りをつけた大きな面をかぶり足をずらせて舞う人を描いた象形文字で、
仮面をつけたシャーマン(巫女)の姿と解釈されます。
大きな覆いで下の物をカバーする意を含み、
転じて 大きい意となり、大民族を意味し、
又草木が盛んに茂って大地を覆う季節を表します。
しかし翻って東を向けば、この雲は高い。
そして雲の間に早くもふんわり白い月が浮かんでいた。
真夏の空のほんの隙間に見つけた季節の動き。
・・・そうだ、もう明日には秋が立つ。
さて、京都の暑さは折り紙つきですが、
その京都祇園で、
私がブログを始めたごく初期からのお友達ふらわーりんぐさんの
グループ展「真夏の7人展 気楽璃」が開催されます。
ご主人さまもご一緒の展、ご盛会をお祈りいたします。
こちらがご自身のブログ、どうかご覧くださいませ。
彼女はと~っても不思議な方。
まだお会いしたことはないのですが、一度だけ電話でお話したことがあり、
その頃私は作品集を作ろうとしていたのだけれどなかなかうまく進まなくて煮詰まっていた時期。
実際にお話しさせていただいている間にも、わが家にキャッチホンで別電話が入り中断の憂き目を。
が、「きっと大丈夫よ」と言ってくださった言葉の通り、
その後あれよあれよと進歩がみられたという思い出があります。
私よりもうんと年下でいらっしゃるのに、
なんだか私の気持ちを包み込んでくださる雰囲気をお持ちでした。
今もその時の雰囲気は変わらぬまま。
ご自身はその間にお嬢さんを授かって、わが家の孫と同様に成長を楽しませていただいています。
今回私はちょっと時間的な余裕がなくご無礼させていただくのですが、
ご都合のつかれます方は、真夏の京都の良き時間をこの展でお過ごしになりませんか。
どうかお運びのほど、よろしくお願いいたします。