中 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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お彼岸の中日。

 

 

「中」。

 

元の字は、旗竿を枠の真ん中に突き通した姿を描いたもので、真ん中の意を表します。

 

また、真ん中を突き通す意も含み、真ん中に来る・当たるの意も。

 

 

我が家の前の餅屋さんには、早くから牡丹餅を買う人が訪れていた。

 

いつもより朝寝坊の朝は、そんな音で目が覚めた。

 

急いで身支度している途中で、ピンポンの音。

 

手には毎度の牡丹餅が沢山、同級生Aの奥さんが今年も届けてくださった。

 

 

彼女の作る牡丹餅は、アンコが上に乗っているのが特徴、たっぷり乗ったアンコは優しい甘さ。

 

昨日から餡を炊いて準備したに違いない。

 

いつもありがとうね、とボサボサ頭でお礼を言った。

 

あはは、スッピン見られちゃった・・・お互い様だけどね。

 

 

慌ただしく朝食準備、

 

机の花はお彼岸だしと、落ち着いた色合いに。

 

 

クリスマスローズとムスカリは、昨日久々顔を出してくれた友人の庭製。

 

ウチにあった胡蝶蘭やシンビジウムの花の終わった鉢を持ち帰ってくれた。

 

お手入れして下さるのはご主人で、

 

来るときには、母の家に置くようにと変わった蘭の鉢も持たせてくださったそうだ。

 

何から何までのご配慮に深謝。

 

 

風の強いお彼岸の中日、

 

お墓参りは後回しで生き仏がもうすぐ賑やかに揃う。