蒸 | 心から

心から

その日その時に感じたままを、筆に託して表現してみます。
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昨日留守中に母が預かっておいてくれた ふわりさんから届いた箱。

帰宅後丁寧にガムテープをはがしてみると中から出てきたのは、

いばら餅に使う山帰来(サンキライ)の葉っぱ

先日お店で買ったいばら餅の記事を読んでくださって、

使われている葉っぱを送ってくださったのだ。

しかもふわりさんは、その葉っぱですでにお住まいの地方で「ひょっとで」とよぶいばら餅を作っていらっしゃった。

これは私も作らないわけにはいかないわ!

というわけで、お菓子作り名人うさママさんのアドバイスをいただき、

さらにクックパッドでレシピを探し、

いばら餅作り初体験~
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さるとりいばら(さんきらい・がんたち)の葉とあんこと団子生地。

これが揃えば、生地の中にアンコを包み、蒸すだけ。

ほんと、結構簡単なのね。

葉っぱの大きさに合わせて大きいのや小さいのや

いろんなサイズのいばら餅、完成!

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もちろんすでに試食済み。

7個ずつ3回蒸したから、21個のいばら餅が

あっという間に出来上がり。


「蒸」。

「艸:草」+「烝:熱気が上へたちのぼる」。

もとは、草が上へ上へと盛んに伸びることを意味しましたが、

物に蒸気を与えてふかす、つまり 蒸すの意に使われるようになりました。

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残った葉っぱで、部屋の中に緑を添えて。

この 今はまだ青い実が、冬には真っ赤に染まり

クリスマスのリースを綺麗に彩るのだとか。

ひょんな話から、母の思わぬ思い出話も聞き、

ふわりさんのご好意でいばら餅を作り、

まだ青いがんたちの実を何十年ぶりかで見たという母は、

実の赤らむのを待たずに 頬を真っ赤に紅潮させて喜んでいました。

ありがとね、ふわりさん!!